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2008/04/27
衆院山口2区補選 党公認平岡秀夫候補、与党候補に大差つけ圧勝
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衆議院山口県第2区補欠選挙は27日に投票が行われ、即日開票の結果、民主党公認で社民党が推薦する前衆議院議員の平岡秀夫候補が、自民公認・公明推薦候補に大差をつけた圧倒的勝利で見事当選を果たした。平岡候補の獲得票は11万6348票、与党候補は9万4404票で、衆院山口2区の議席を大勝で奪い返した。
この補欠選挙は、福田政権下での初の国政選挙で、その信任を問う意味でも今後の政局に大きな影響を与えるとの観点で全国的に注目が集まった。(1)ガソリン税の暫定税率復活の是非、(2)後期高齢者医療制度の問題、(3)消えた年金記録の問題――等を争点に激しい選挙戦が展開された。
平岡候補は19時50分過ぎに選挙事務所に到着。平岡候補とともに勝利の喜びをと集まった支持者、支援者はおよそ300人とともに、選挙戦の行方を見守った。会場ではお守りを握りながら勝利を願っている支援者の姿も見られ、投票時間が終了する20時を迎えると会場は緊張と興奮のピークに達した。
そのわずか2分後、開票率0%という段階で、各テレビ報道などで当選確実の報がもたらされると、会場はそれまでの緊張から一転祝勝ムードに。大きな歓声と拍手に包まれる中、総合選挙対策本部長の藤谷光信参議院議員、室井邦彦参議院議員、松本大輔、三谷光男各衆議院議員をはじめ、会場全体で万歳を三唱。平岡候補は後援会、ボランティアをはじめ多くの支援者、団体に心からの謝意を述べ、喜びを分かち合った。
当選後に記者会見に臨んだ平岡候補はまず、「喜びとともに大きな重責を感じている」と言明。厳しい選挙戦を振り返り、「政府が行っている様々な政策について何とかしてほしいという国民の声を受け止めた選挙であった」として、今後の国政活動において、後期高齢者医療制度、ガソリン税の暫定税率など緊急性のある課題にしっかり発言していきたいと語った。
そのうえで、「政権与党が総力を挙げた中、山口県という保守大国で勝てたことは政権交代への大きな流れを作れる可能性がある」との認識を明示。国民の政権交代への大きな期待を受け止め、努力していく決意を表明した。同時に、「負けるわけにはいかない」とした自らの発言について、選挙戦の結果次第で「(自民・公明推薦候補が勝利した場合、)自公政権の政策、活動が国民に支持されているという誤ったメッセージを伝えることになりかねない。そうなってはいけない思い」との思いからの発言であったと、その真意を説明。直近の民意であるこの選挙結果に対して福田政権がどう対応するか、しっかりと見定め、自らは「国民の生活が第一」とする従来からの民主党の主張に即した政策・方針を示していく考えを述べた。
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