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2008/04/29
暫定税率再議決阻止へ。菅代表代行を先頭に東京・有楽町で街頭演説
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菅直人代表代行を本部長とする民主党道路特定財源・暫定税率問題対策本部のメンバーはゴールデンウィーク真っ只中の29日午後、東京・有楽町のマリオン前に結集。揮発油(ガソリン)税などの暫定税率復活をめざして、与党が明日30日に衆議院3分の2による再議決を目論むなか、「値上げでゴールデンウイークは台無しだ」と訴えたビラを配りながら、「暫定税率再議決阻止」に向けて街頭演説を行った。
同対策本部事務局長の小沢鋭仁国民運動委員長はじめ、川内博史、高山智司、藤末健三副事務局長のほか、鈴木克昌衆議院議員、尾立源幸、藤本祐司、武内則男各参議院議員が参加。開始前から街頭宣伝カーを取りか組むように人の輪ができ、約500人近い聴衆からは「与党は許せない」といった声や訴えへの賛同の拍手が沸き起こり、国民の意見を無視して突き進む自公政権の暴挙への怒りが、民主党への期待となって声援が寄せられた。
マイクを握った菅代表代行はまず、衆院山口2区補欠選挙で民主党公認の平岡秀夫候補が当選を果たしたことに触れ、その支援に心からの謝意を示した。そのうえで、この選挙では道路特定財源、暫定税率、高齢者いじめの後期高齢者医療制度、わずか8%しか解決に至っていない消えた年金記録などの諸問題が争点となったと分析。そして、その選挙結果で示された民意は政府・与党に対する「NO!」の意思表示であったとの見方を示し、にもかかわらず国民の意思に反する形で明日30日に再議決によって暫定税率を復活させようとする政府・与党を許してはならないと指摘。何としても阻止していくと表明した。
あわせて、国民の意思に反する政治を断行しようとする自公政権に対しては、「国民のみなさんの真を問うべきである」と強調。数の横暴による国民の意思に反する行動はまさに、民主主義のルールを踏みにじるものだと批判した。解散・総選挙で国民の意思を問うべきだと訴えた。
また、官僚の天下り先確保のために談合が生まれ、そこに税金が「ムダづかい」という形で投入される形が横行し、そうした構造を温存させるための税確保に向けた暫定税率復活であるとも分析。こうした自公政権下で行われている税金のムダづかいを正していけば、必要とされる財源の確保は容易であることを明らかにした。
さらに、暫定税率復活は09年度からの道路特定財源の一般財源化を主張する福田首相の提案に相矛盾するものである点も菅代表代行は指摘したうえで、「明日の再議決阻止に向けて川内議員を先頭に徹底して頑張る」と重ねて表明した。
演説の最後には川内議員が呼びかけ、ガソリン値上げ阻止に向け、聴衆もいっしょにガンバローを三唱、自公政権への怒りの思いを結集して演説会は終了した。
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