2000/02/21
与野党幹事長会談、選挙制度の欠陥是正で合意
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民主党の羽田孜幹事長はじめ与野党6党の幹事長・書記長は21日、国会内で会談を開き、「伊藤衆院議長のもとで、現行の選挙制度について協議を行う。新たな問題には当面ふれず、現行制度の矛盾点・問題点を整理し、今国会中に成立できるものは成立させる」ことで合意した。
定数削減を内容とする同法改正の強行採決をめぐって国会が不正常化した折の議長見解に、「現行選挙制度に係るその他の諸問題については、国民の参政権に係る重要問題であるので、今後、各党間においても鋭意協議を行い、広く合意を得られるよう努力する」とあったのを受け、この日の会談が実現した。今週中にも実務者レベルの協議が開催される見通し。
会談を終えて会見に臨んだ羽田幹事長は、「国民の多くがいまの選挙制度について、法定得票も取れず供託金を没収されるような低得票の候補者が比例区で復活当選することや、1年に何回も行われる補欠選挙の必要性に疑問を感じている」と指摘し、「民主党は欠陥是正こそ次の総選挙までにおこなうべき喫緊の課題であり、定数以前の問題だと言い続けてきた。自自公3党の無茶なやり方で1つの国会で2度、公職選挙法を扱うことになってしまったが、欠陥是正は必要だ。国民の怒りや疑問を思うとき、是正しないことは国会の怠慢だ」と述べ、民主主義の根幹にかかわるこの議論の重要性を強調した。
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