2008/05/08
与野党国対委員長会談で、3分の2の再議決行わないよう申入れ
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山岡賢次国会対策委員長は8日午後、国会内で開かれた与野党国対委員長会談に臨み、終了後の会見で経過を報告した。
山岡国対委員長は冒頭、道路整備費財源特例法改正案について、13日に3分の2でまた強行採決を行うつもりか与党側に確認したと表明。
また、道路特定財源を2009年度から一般財源化するという福田首相の発言は、改正案が参院の審議に移ってから出されたことを指摘。再議決の行為は「国会、国会議員の権威をおとしめ、国民の意思をないがしろにする」と伝えた。
その上で、採決前に衆院の予算委員会か国土交通委員会で集中審議を行い、首相が見解を述べて質疑を行うよう要求。さらに首相の約束を立法府でしっかり担保すべく修正案を提出するよう申し入れた。
与党側は再議決を行う意向を示し、集中審議の申入れについては検討するとしたが、修正案の提出については最終的に拒否した。一方で与党側は「道路政策・道路特定財源の一般財源化等に係る協議会」の開催を打診、野党側は13日が終わった時点で、白紙でまた考えたいという旨の返事を行った。
山岡国対委員長はまた、同日、衆院農林水産委員会で党提出の農業者戸別所得補償法案が否決されたことについて見解を問われ、「あまりにも遅い」と指摘。農家を守る、食糧自給を確保する、などと似通ったことを言うからにはこの法案に賛成できるはずの与党は賛成せず、早くに意思表示できるはずなのにずっと引っ張ってきていることを挙げて、農業や農家をないがしろにしている証左になるとの認識を示した。
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