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2008/05/09
【参院財金委】道路整備費財源特例法改正案を否決、辻議員が反対討論




 辻泰弘議員は9日夕の参議院財政金融委員会で、内閣提出の道路整備費財源特例法改正案(道路整備費の財源等の特例に関する法律の一部を改正する法律案)への反対討論に立った。法案は、賛成少数で否決された。

 辻議員は「道路以上に重要な政策課題を日本は抱えている。なぜ道路だけが優先的な財政措置を受けられるのか、多くの国民が疑問を抱き、是正に向けた抜本改革を求めていることは明らかだ」と主張。

 法案については、わずかばかりの一般財源化の装いをしつつも、揮発油税等の今後10年間にわたる特定財源継続を求めることが本質に他ならないと鋭く指摘。平成21年度からの一般財源化の方針との矛盾をはじめ、多くの問題点をはらんでいることを挙げて、容認する訳にはいかないとした。

 参院審議途中で税法改正案を衆院で再可決した政権与党の暴挙にも言及し、生活第一の政治すなわち政権交代を目指し全力を傾注する決意を述べた。 

 各党の討論の後、峰崎直樹委員長が採決をとり、法案は与党の賛成少数で否決された。
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