ニュース
ニュース
2008/05/20
野党国会対策委員長会談 後期高齢者医療制度廃止法案提出を決定




 山岡賢次国会対策委員長は20日午後、国会内で開かれた野党国会対策委員長会談に臨み、会談終了後に会見を行った。

 会見で山岡委員長はまず、現在野党4党で協議中の後期高齢者医療制度廃止法案を23日午後、参議院に提出することを決定したと報告。法案提出後26日の週から参議院での審議を開始、地方公聴会、参考人質疑などを通じて高齢者の意見を十分聞きながら進めていく方針で一致。その他あらゆる対策について検討していく意向を語った。また、提出に先立ち、野党4党幹事長、書記長、国会対策委員長会談を開催、今後の進め方について検討するとした。

 次に、道路特定財源の一般財源化を含む道路政策に関する与野党協議会に言及。与党はこの問題に関して衆議院3分の2の多数による再可決を強行、このような状況においては「今さら協議会を続ける状況にはない」としながらも、他の野党の見解を改めて確認する必要性を明示、協議会開催には応じる考えを述べた。

 そのうえで、考え方、方向性で一致が見られない場合には、与野党国会対策委員長で論点整理など検討協議会を行う予定であると説明。同協議会での消費税の議論については否定、まずは税金のムダ遣いを一掃していく協議をしたうえであることを強調した。
記事を印刷する