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2008/05/21
議員立法6法案、参院で可決し衆院に送る 簗瀬参院国対委員長が会見で




 簗瀬進参議院国会対策委員長は、21日午後の定例記者会見で、参議院に提出している6つの議員立法に関して、内閣提出法案と同時着手、同時採決の原則で与党と合意し、会期内に可決したうえで、衆議院に送付する見通しとなったことを明らかにした。

 6つの法案は、取調べの録画・録音による可視化法案、租税特別措置透明化法案、義務教育の学習権を守る法案(財政再建団体支援法案)、教科書バリアフリー関連法案、後期高齢者医療制度廃止法案、土壌汚染防止法案。

 また、後期高齢者医療制度廃止法案について、23日午後に野党4党で提出、27日に厚生労働委員会で趣旨説明、審議入りとなる見込みであるとした。

 さらに、8日国会内に乱入し自殺を図った自衛隊員の問題に関して、参議院議院運営委員会で、防衛省の関係者を呼んで質疑し、事件の背景などを追及することになったことも明らかにした。

 続いて、菅直人代表代行はじめ民主党国会議員が15日に行った「関東地方整備局」の視察について、自民党幹部が「乱入した」とコメントしている点について、「事実とは違う」として厳重に抗議する考えを示した。

 これは党の道路財源・暫定税率問題対策本部がタクシーの利用状況について説明を受けるために、事前に国土交通省の国会連絡室を通じてアポもとり、タクシー券などの資料提出は現場で行うとの文書回答を得て視察したもの。

 ところが、関東道路整備局が資料提出を拒むなど不誠実な対応をとったため混乱したもので、簗瀬国対委員長は、責任は国土交通省にあるとした。
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