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2008/05/22
【参院外防委】浅尾、藤田両議員が追及 宮崎ミライズ社前社長証人喚問




 北澤委員長に続き、22日午後参議院外交防衛委員会で、浅尾慶一郎『次の内閣』ネクスト防衛大臣、藤田幸久議員が宮崎(*)ミライズ社前社長を喚問した。

 浅尾議員は、山田洋行のオーナーが負った負債の件で46億円の債権放棄がなされていることを「どうしてそうなったのか。政治家のアドバイスはあったのか」と質した。宮崎証人は、よく分からないと答えた。

 また、「宮崎証人、守屋前防衛事務次官、日米平和・文化交流協会の秋山直紀専務理事、久間衆議院議員と4人での会食は」と質した。宮崎証人は、「私の記憶に全くない。もしかしたら1度はあったかも」と答えた。

 さらに、「宮崎、守屋、額賀財務相の3人の宴席は」と浅尾議員は追及。宮崎証人
は「1度だけ。20人近い会食のなかで額賀さんが終わり近くにきた。3、4人では記憶にない」と否定した。

 藤田議員は、山田洋行の内紛があり、結果として独立、日本ミライズ社の創設となった経緯をまず問い質した。宮崎証人は、負債処理のために山田洋行を売却するとの話が進み、職員に要望を聞き防衛商社として存続を考え結果として独立したと答えた。

 次に藤田議員は、「守屋、宮崎、防衛長官・大臣経験者での会食は度々あったのか」と政治家との交流を問い質した。宮崎証人は、「カラオケバーで1度だけ」と答えた。

 また、防衛省をめぐる疑惑など正していくには何が必要かと、被告人となった反省を含め藤田議員は問い質した。宮崎証人は、「官僚役職の在任期間2年間では改革できることはない。2年間実務を一生懸命やる。委員会をつくり2年でも4年でも改革しないと」と答えた。 

*「崎」は、正しくは大の部分が立。
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