ニュース
ニュース
2008/05/25
福嶋健一郎・衆院熊本県第2区総支部長、鳩山幹事長と玉名市で街宣
―国民のための政治の実現に力を尽くしていく―




 鳩山由紀夫幹事長は25日午後、衆議院選熊本県第2区公認候補内定者の福嶋健一郎総支部長とともに熊本県玉名市を訪れ、花菖蒲(しょうぶ)祭りでにぎわう商店街で、祭りを楽しむ皆さんと握手し、「政治をかえていくために力を貸してほしい」と民主党への支持を求めた。

 祭りの開催が花はまだ咲いておらずに見ごろを迎える前となったことに関して鳩山幹事長は、「菖蒲にはまだ早すぎたようだ。私どもの勝負もまだ早いが、もう少ししたらきっちりと勝負をつけていく」と訴えると、演説台を取り囲んだ聴衆からは拍手喝采、自公政権に勝利し、民主党が政権を担う政治への転換に賛同の声が相次いだ。

 続けて「私たちは自分たちの非力をお詫びする」とも語った鳩山幹事長は、一度期限切れに追い込んだガソリン税の暫定税率を、衆議院の与党の賛成多数による暴挙での復活を許してしまったことに言及。「まだまだ民主党は力が弱い」と語り、同行する松野信夫参議院議員を、参院選で熊本から送り出してくれたときの力をまた貸してほしい、と聴衆に要請した。

 さらに後期高齢者医療制度について取り上げ、「イメージが悪いから」と名称を変更し、「説明不足があったかもしれない」などとだけ声高に叫ぶ福田首相の姿勢を問題視した幹事長は、「そんな問題ではなく、制度の理念そのものが根本から間違っている」ときびしい口調で批判。この国をここまで導いてくれた世代をないがしろにするこんな制度は即刻廃止し、高齢者医療の在り方を根本から議論しなおそうという民主党の考え(下記関連記事参照)を表明した。「制度を廃止し、高齢者の方々の尊厳をとりもどそうではありませんか」と訴えると、賛同の声と大きな拍手がわいた。

 鳩山幹事長はまた、こうした制度が生まれてくる背景には自公政権による官僚任せの政治によるところが大きいとの見方を示し、「官僚任せの政治でも通用していた時代もあったがすでに内政も外交も政治家自身がもっともっと力をつけて当たらなければないときにきている」と主張し、国民のみなさんのニーズに応えられる力のある政治家集団こそが民主党だと理解してほしいと訴えた。

 福嶋総支部長は、街頭演説に立った玉名市高瀬花みち通り商店街周辺について「西南戦争玉名の戦い」が繰り広げられた場所であったと紹介し、天下国家のため、日本のために命をかけた先達がいたと語った。

 それと比較したとき、国家を、日本を考える政治家や官僚が減少しつつあると憂い、税を私物化し、天下り先の開拓だけに躍起になる官僚の姿が横行しているのが現状だとした。

 同時に、大企業優先の政策のなかで減反政策を繰り返し、熊本県にとって大事な農業を衰退させてきたのが自民党農政だと指摘した。

 「10年間で59兆円の税金を道路に投入することを優先する政策でなく、国民の命を守る政治を実現させていかなくてはならない」と福嶋総支部長は訴え、130年前天下国家を論じて命をかけた先達に続くよう、国民のための政治の実現に力を尽くしていくと表明した。
関連URL
  野党4党共同で、後期高齢者医療制度廃止法案を参院に提出
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=13334
記事を印刷する