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2008/05/28
後期高齢者医療制度廃止法案の早期審議入りを目指す 簗瀬参院国対委員長




 簗瀬進参議院国会対策委員長は28日午後、国会内で定例の会見を行い、同日行われた、後期高齢者医療制度廃止法案ならびに公務員制度改革基本法案の修正案の今後の取り扱いについて、記者団に語った。

 はじめに簗瀬参議院国対委員長は、同日午前に国対委員長会談を開催し、後期高齢者医療制度廃止法案、公務員制度改革基本法案の修正案の取り扱いについて協議したことを報告した。

  また平行して午前に自民党、午後には公明党に対して野党4党提出の後期高齢者医療制度廃止法案の事前説明を行うことも併せて報告。その事前説明の進捗状況を見ながら、改めて午後に国対委員長会談を行い、後期高齢者医療制度廃止法案と公務員制度改革基本法案の修正案の取り扱いについて協議することとなった。

 その中で簗瀬参議院国対委員長は、同制度廃止法案について、「国民が待望している法案であるから、参議院で可決し、衆議院でも一定の結論を出してもらいたい」と展望を述べ、その結果、同廃止法案に対する与党の考え方が国民に示されるような状況をつくるためには、衆参ともにしっかりと議論が出来る時間が必要であるとの認識を示した。

 それらを踏まえ、簗瀬参議院国対委員長は、「衆議院での議論がしっかりとなされるために、参議院での審議日程を考えて議論を行うことに対して、与党の出方が焦点になる」との見解を表すとともに、明日29日には同廃止法案の趣旨説明並びに質疑を行いたいとの意向を示した。
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