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2008/05/31
田中慶秋・衆院神奈川県第5区総支部長、鳩山幹事長と横浜市で街宣




 鳩山由紀夫幹事長は31日午後、神奈川県横浜市を訪れ、衆議院神奈川第5区内定予定候補の田中慶秋総支部長)、牧山ひろえ参議院議員らと横浜市の瀬谷駅前で約300人の聴衆を前に街頭演説会を開催した。

 鳩山幹事長は同日の遊説を通して、「国民の皆さんは、もっと良い政治を作ってもらいたいと感じている方が多いことを実感した」と述べると同時に、「田中総支部長を、早く国政に戻してもらいたいとの声をあちこちから聞くことが出来たことは喜ばしいこと」と多くの激励を受けたことを報告した。

 また鳩山幹事長は、「国民の皆さんの暮らしがどんどん厳しくなっている。それは官僚という大きな組織の上に乗っかってしまった大臣、政治家だらけになった結果、借金天国となってしまい、財政再建を優先するあまりに、国民の皆さんの生活はどん底に落ちてしまった」と国民を無視した自公政権による官僚主導型政治を痛烈に批判した。

 さらに国民を無視した代表的な例として、後期高齢者医療制度について言及。お年寄りの方が増えれば医療費がかさみ、そのため2200億円の予算を削減しなければならないという財政再建主義の観点からだけで政府が75歳の高齢者を境に医療制度を変えたことに対して、「今までの保険制度で一番保険料を払ってこられた方が、突然別の保険制度に入れさせられる。敗戦から復興まで導いてこられた立役者に負担を強いる、このやり方はお年寄りの方の尊厳を大変傷つけている」と怒りを露にした。

 鳩山幹事長はこのような制度はまず廃止すべきと野党4党で同制度の廃止法案を提出したことを訴え、同制度を廃止することを強く求めるとともに、財源を含めた今後の老人医療制度のあり方を国民の皆さんと一緒に議論していく姿勢をアピールした。

 次に鳩山幹事長は、公務員制度改革法案の修正案について触れ、「我々の主張が大部分で通ったが、残念ながら天下りの部分は一切歯止めをかけることができなかった。しかし政権交代を実現することによって天下りを無くし、政治に信頼感を取り戻すことができる」と民主党政権樹立の必要性を説いた。

 さらに「国民から見放された福田政権を解散・総選挙に追い込み、政権交代実現のためにも」として、更なる民主党への支援を訴えた。

 田中総支部長は、「物価が上がり、倒産も増える。しかし自民党は具体的な解決策を見出さず、減税をやるどころか増税している。そのうえ天下りという税金のムダづかいは横行している」と厳しく批判した。

 さらに、「天下りを廃止して、税金のムダづかいをやめさせれば、後期高齢者医療制度に財源を回すことができる」と述べ、「政治は国民の生活を守るものでなければならないとの考えから、民主党による政権交代を実現するために全力でがんばる」と力強く訴え、演説を締めくくった。
 
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