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2008/06/11
両院議員総会で福田首相への問責決議案提出を承認




 両院議員総会が11日午後、党本部で開かれ、福田首相への問責決議案を参議院に提出するとの鳩山由紀夫幹事長の提案が、満場の拍手で承認された。決議案は民主党はじめ、社民、国民新の3党の共同提案で提出され、共産党も賛成する。

 鳩山幹事長は冒頭、秋葉原での無差別通り魔事件、ミャンマーのサイクロン、中国・四川の大地震による犠牲者に対する黙祷を提案、全員で黙祷を捧げた。

 次に、8日に投開票された沖縄県議選について、公認候補4人がトップ当選、推薦5人も当選したことを報告。公認候補の新垣安弘さんがお礼を述べ、「歴史的な政権獲りに向けて要の時。民主党が沖縄でも頑張っていく」と表明、同・山内末子さんも「沖縄から民主党の風を吹かせた。沖縄・日本をつくる土台をつくった」と力強くあいさつした。

 さらに、鳩山幹事長は、「沖縄県の声は、無言の国民の皆さんの大きな意思表示。福田内閣への不信任を成立させたと考える」として、官僚任せの政治を変えるために、民意に基づいた政治の実現のために、参議院に福田首相への問責決議案を提出すると提案した。

 そのうえで、「新しい政治を起こすために参議院で問責決議案を可決させよう」と呼び掛けた。

 続いて、山岡賢次国会対策委員長が、午後から開かれた与野党の国対委員長会談の結果を報告。このなかで山岡委員長は、後期高齢者医療制度の廃止法案のこの国会中の審議、可決の要求を与党が拒否したこと、医療制度の凍結も提案したがこれも拒否したことを明らかにした。
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