民主党の伊藤英成NC外交・安全保障大臣は6日、防衛施設庁の元職員があっせん収賄容疑で再逮捕され、それに関連して防衛庁調達実施本部(調本)が大阪地検特捜部の強制捜査を受けたことについて談話を発表した。
このなかで伊藤大臣は、「調本をめぐる度重なる不祥事は、一昨年来の燃料談合事件などに引き続くもので、同庁の言う抜本改革は画餅に帰した」と厳しく指摘。さらに警察庁、農水省と続く公務員の不祥事に言及し、「モラルの低下を如実に示すもので、政府の監督責任も問われる」として、この件の真相究明と綱紀粛正を求めるとともに、防衛行政にかかる政治・行政上の責任を徹底追及していく党の立場を明らかにした。
この事件は、防衛施設庁の元職員・北村達郎容疑者(2/1公文書偽造・詐欺未遂等で逮捕。2/22別の詐欺未遂等で再逮捕。3/1懲戒免職)が6日、あっせん収賄罪で再々逮捕されたもの。大阪の石油会社が防衛庁と契約できるよう、不正な働きかけをする謝礼に現金を受け取っていた疑いがもたれている。
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