ニュース 2008/07/05 鳩山幹事長、福井市内で笹木竜三政経セミナーで講演行う 　鳩山由紀夫幹事長は５日、福井市内で開かれた笹木竜三政経セミナーで、会場に集まったおよそ３００人の支持者らを前に講演を行った。 　福井県第１区の笹木竜三衆議院議員は、講演の中で「皆さんが払っている税金を生活を豊かにするために、地方が豊かになるための予算として使うために、ムダ遣いをやめさせる当り前のことを我々にやらせてほしい」と語り、衆議院選挙では、是非とも民主党を応援してほしいと、更なる支持を訴えた。 　 　次に講演した鳩山幹事長は、「この国はいつの間にか偽装社会になり下がってしまた。なぜこうなったのかというと、全部を自民党のせいにはしないが、長く政権が続くと、癒着が大きくなってしまう」として、癒着を断つためには政権交代しかないと訴えた。 　そして、「国民のための政策つくりは、霞ヶ関に丸投げしてしまい、外交安保は米国に丸投げ。形の上では国会があるが、実際は丸投げで、どこに本物の民主主義があるのか、国民の声が届くのか」疑問だとして、自民党の丸投げ政治に強い不快感を示した。 　 　さらに、「日本が何をなすべきかよりも、米国の言うがままにイラクに自衛隊を派遣してしまう。憲法議論も飛ばして、めちゃくちゃな理論で押し切ってしまう」と、現政権下での日本外交の主体性の無さを批判した。 　また、北朝鮮による拉致問題にも言及し、福田首相の対応を「被害者家族にはとても我慢できない話だ」とした上で、「サミットで拉致問題を出すことができるのか」と疑問を呈し、ずるずると何も進展しないまま今日まで来たことあげ、米朝交渉に関しても、「（ブッシュ政権下の）時間の区切られた米国は足元を見られている」と述べ、日本としても積極的に行動するべきとの考えを示した。 　 　鳩山幹事長は、「政策は官僚まかせで、選挙は永田町で決まる」と、自民党時代に経験した国民が蚊帳の外に置かれている現状を語り、「国民のための政治よりも、政治家になること、大臣になることが優先されてきたことを見て自民党から出る決断をした」と、民主党結党を決意したきっかけを振り返った。 　最後に、「国民のためにしっかりとした政治を行う政治を、無駄をなくす政治を、作り上げていかなくてはいけない。政権交代をして作り上げさせていただきたい」と話し、政権交代と笹木さんへの支援は同義語であるとも述べ、更なる支援・支持を求めた。 　後援会の最後には、会場に集まった支持者とともに頑張ろう三唱を行い、結束を強め、心を一つにして政権交代へまい進しようと誓い合った。