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2008/07/04
「政権交代は可能!」えばた・東京10区総支部長、岡田副代表を迎え街頭演説




 えばたたかこ・東京都第10区総支部長は4日午後、岡田克也副代表を迎え、池袋駅東口前と大塚駅北口前で街頭演説を行った。

 梅雨の晴れ間が広がり、真夏並みの暑さとなった会場で足を止めて耳を傾ける聴衆に向けてそれぞれに熱い想いを訴えた。

 はじめに泉谷剛都議会議員の応援演説と紹介を受け、えばた総支部長が演説した。えばた総支部長は、本来、医療や介護、年金などの社会保険制度は、世代間を越えて、ひとつの大きなグループに入れて、お互いに支えあい、助け合うのが原点であると語り、後期高齢者医療制度はその精神に反していると指摘した上で、今後の医療制度をしっかり議論する必要性を説いた。

 えばた総支部長はまた、道路財源の問題について言及した。政府・与党は、道路財源は来年度から一般財源化すると言っている一方で、道路特定財源を10年間延長し、59兆円ものお金を道路のために囲い込む特例法改正案を衆議院の3分の2以上をもって再議決してしまった事態を極めて問題視した。道路財源の問題を税制改革の一歩として取り組み、国民が安心し、安定した生活が送れるように、医療や福祉、教育、雇用の活性化などに、有効に配分する必要性を説いた。

 えばた総支部長はさらに、来年2009年は介護保険制度が3年ごとの制度見直しをする年に当たると続けた。改定ごとに上がっていく介護保険制度の保険料の問題を取り上げ、現政権下で繰り返される税金のムダ遣いや、政治家と官僚との癒着による利権構造のもとに、税金が流れていく歪んだしくみを徹底的になくしていかなければならないとその重要性を説いた。

 えばた総支部長は最後に、これらの山積みになった問題を解決していくには政権交代が不可欠とし、集まった聴衆に対して民主党への支持を求めた。

 岡田副代表は15年前の1993年は6月18日に宮沢内閣の内閣不信任案が可決されたと切り出した。同日衆議院解散、8月9日には細川内閣が発足したと続け、その時に成立した政治改革法案が政治家と国民との共鳴の成果であり、この事実は、政治は変えられることを示しているとした。その上で、「国民の意思で政治は変わる。一人一人が変わる勇気を持てば政権交代は可能である」と熱弁をふるった。

 岡田副代表はまた、今さまざまな問題が民主党の調査、追及によって浮き彫りにされつつあるが、これらの問題を解消させていくためには国の予算組を抜本的に改革する必要があると説いた。国の予算は国民が決めるものである。実際には国民が選び、国民を代表した国会で決めるものであると語った。しかし実態には族議員と官僚が自分たちの利権のため決めてしまっていると現構造を批判した。

 岡田副代表はこの悪しき構造を断ち切るには政権交代しかないと強く主張した。そのためには国民一人一人が勇気を持って声を上げ、民主党を支持することで政権交代を果たすための一役を買ってほしいと訴えた。

 演説後、賛同の拍手が続き、街宣車から降りた岡田副代表と えばた総支部長は集まった聴衆の方々と握手を交わし、生の声に耳を傾けた。
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