ニュース
ニュース
2008/07/06
柴橋正直・岐阜1区総支部長、鳩山幹事長と岐阜市繁華街で街頭演説




 鳩山由紀夫幹事長は6日、岐阜市内の柳ヶ瀬商店街の岐阜高島屋前「わくわく広場」で柴橋正直・岐阜県第1区総支部長とともに街頭演説を行った。

 鳩山幹事長は「ムダ遣いを野放しにしながら、政府はお金がないと言って、高齢者への医療費を削減しようとしている」と福田首相の政治姿勢を批判し、早期の衆院解散・総選挙と政権交代を訴えるとともに「柴橋総支部長のような若い人が政権交代のエネルギーの源になる」と集まった買い物客などに支持を求めた。

 また柴橋総支部代表は車社会の岐阜県で、ガソリン価格の高騰が家計を直撃していることに触れ、「価格の高騰は原油市場の投機マネーに原因がある。市場で証拠金取引をする場合の証拠金を大幅に引き上げ、投機マネーの流入を防ぐように世界各国に働きかけることも政治の大きな使命である。そうした使命を果たし、国民生活をよくするためには政権交代しかない」と訴えた。

 街頭演説に先立ち行われた会見で鳩山幹事長は、洞爺湖サミットへの感想や、衆議院選に向けての岐阜県内の情勢などに関して記者団からの質問に答えた。

 洞爺湖サミットについては、温暖化対策を巡って、「2050年までの長期目標をようやく示したが、2020年の中期目標が出てこないというのは怪しい話、信じがたい話で、国民の理解を得られない」と政府のあいまいな姿勢を厳しく批判した。

 また国際金融市場の行き過ぎへの対応については「どういうメッセージを示すか。各国の国益がぶつかり合う難しい話だが、福田首相がどういう態度を示すかまだ見えてこない。国際金融市場をいかにコントロールするか具体的なメッセージを示してもらいたいが、そのことに関して十分な結果は得られないのではないか」と福田首相の対応に憂慮を示した。

 一方、岐阜県内の情勢については、「郵政選挙でもっとも厳しかった選挙区の岐阜1区で勝ちあがることは民主党が政権を獲れるかと同じこと。簡単なことではないが十分に可能であり注目をしている」と期待を寄せるとともに、「岐阜県内の5つの選挙区のうち3つは小選挙区で勝たないと政権交代を実現できない。岐阜4区では候補者擁立が進んでいないが、小泉政権以降、疲弊している地域なので民主党主導で候補者の擁立を急いで行きたい」と語った。
記事を印刷する