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2008/07/12
鳩山幹事長、国民生活のための政治を目指し、小泉俊明・茨城3区総支部長と大演説会で訴え
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鳩山由紀夫幹事長は12日午後、茨城県龍ヶ崎市で行われた「民主党大講演会」に出席。小泉俊明・茨城県第3区総支部長とともに、官僚主導政治から国民の生活が第一の政治へ転換するため、参加した約300人の支持者に対して、民主党政権の実現への更なる支援を訴えた。
はじめに小泉総支部長が挨拶に立ち、集まった支持者ならびに2005年の郵政解散の総選挙以来、支援を頂いている方々に感謝の意を表した。
次に小泉総支部長は現在の政治情勢について、「まじめに働く人が、正直者が馬鹿を見るような政治になってしまった」と述べ、「国民の命を守るべき立場の官僚が政治家の利権を守ることしかやらなくなり、このような政治が続けば日本は滅んでしまう」と危機感を訴えた。
さらに小泉総支部長は後期高齢者医療制度について、「これまで一生懸命働いて我々を育ててくれた、この国のために働いてくれた人たちに対して早く死ねと言うような制度だ」と同制度を厳しく批判するとともに、財源が足りないとの理由で国民にしわ寄せを強要するだけの政府のやり方を真っ向から否定した。
また小泉総支部長は、小泉元首相に対して、「彼がやってきたことを一言で言えば、日本の世界を代表する超一流企業を外国に売り飛ばしたこと」と説明。そのことが日本の資産をどんどん海外へ流出させてしまう原因であると厳しく非難した。
そして小泉総支部長は、次の総選挙では(1)天下りの徹底廃止、(2)経済再生、(3)健全な心と体を作る教育制度を確立する、の3つの政策で国民の生活が第一の政治を実現するために全身全霊で挑む決意を表明した。
続いて鳩山幹事長が演台に立ち、小泉総支部長の訴えを聞き、「久々に元気な小泉節が聞けてうれしい」と感想を述べ、聴衆に更なる支援を求めた。
また鳩山幹事長は、今の政治の問題点として、「自民党政権が官僚に政策を丸投げしている」点を挙げ、「財務省は財政健全化という名の下に、増税は大いにやるが、減税は絶対認められないという考えを押し通してきた」と指摘。その結果として、後期高齢者医療制度のように年齢で差別し、負担を押しつけると言う間違った制度ができたとして、こうした制度は「断固廃止すべきである」と、痛烈に批判した。
加えて、日本の超低金利政策が海外の投機マネーの資金となっている現状を説明した上で、「G8サミットにおいて世界的な物価高に対応するための具体的なメッセージを福田首相は発信すべきであった」と述べ、「やはり何も成果を挙げることができなかった福田首相の時代は終わった」と語った。
最後に鳩山幹事長は、「国民生活を顧みない財務省主導政治と戦い、国民の暮らしを一番に考え、地域のことは地域で決める政治を作ることが民主党政権での一丁目一番地である」とアピール。
その実現のためには何としても次期総選挙で民主党候補が小選挙区で勝利することが必要とし、支持者に対して重ねて大きな支援を頂けるよう訴え、挨拶を締めくくった。
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