ニュース 2008/07/21 日本の政治を変えるチャンスへ力添えを　幹事長、はしもと・広島３区総支部長と訴え 　鳩山由紀夫幹事長は２１日夕、広島市安佐北区内で、はしもと博明・広島県第３区総支部長と街頭演説を行った後に支持者の集いへ出席、民主党の政策や政権交代に向けた思いを訴えた。 　鳩山幹事長は街頭演説で「今、日本の政治を変える、唯一で最大、下手をすると最後のチャンス。このときを逃して次はない」という覚悟を決めて、小沢一郎代表はじめ党全体がこの夏、国民の皆さんの政治を奪還するために戦い続けていると述べた。 　また、同日午後、別の場所で訴えを行った際に若者から「もっと良い社会を、政治を作ってもらいたい」としてその実現の約束を求められたエピソードを紹介。「まったく同感だ。私たちは民主党のために政治を行っているつもりは毛頭ない」と、国民の皆さんにより良い政治を届けるために戦っていることを示した。 　小泉元首相の残した負の遺産として郵政民営化と後期高齢者医療制度をあげ、根本的な見直しが必要と主張、「財政再建はやらなければならない。でも国民の暮らしがぼろぼろになったとしたら元も子もない。国民の皆さんの命と財産を守るために政治がある」と見解を語った。「日本の政治を大きくチェンジさせよう」と、ムダを排除して本当に大事なところに優先的に予算を組む必要を強調し、民主党の大きな改革への支持を求めて演説を終えた。 　はしもと総支部長は、鳩山幹事長と商店街を周り、休日の買物客やお店で働く皆さんに挨拶してから「はしもと博明　講演会」に臨み、「今の役所や政治家は、持っている既得権を絶対に手放さない。その状況を変えられるのは、皆さんお一人お一人の力だ」と指摘。民主主義国家では国民がその一票を新たな政権に託し、チャンスを与えられるのだと説明した。 　鳩山幹事長は、官僚に政策を丸投げする政治家、国民の皆さんとほとんど対話をせず、声が聞こえない官僚の馴れ合いが、医療費削減や道路特定財源の暫定税率維持などで見られたように、日本をおかしくなる原因であるという見解を示した。 　また、洞爺湖サミットではマネーゲームが行き過ぎた資本主義へ何らかの規制を行うというメッセージを出せず、参院でも問責されている福田首相に早期の解散総選挙を求めるとした上、「次はないというくらいの思いで戦わねばならない」と、国民の皆さんの生命と財産を守るために思いを受け止めて政権交代を果たしていく決意を示した。 　質疑では、農業者戸別所得補償制度の財源の内訳や党代表選について質問が出され、鳩山幹事長が説明した。はしもと総支部長が「税金の使い道を変えるためにチャンスをいただきたい。お互いが支えあっていく社会を作らせてほしい」として民主党への力添えを求めて会合を締めくくった。