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2008/07/17
官僚任せの福田政権は国民の審判を受けるべき 幹事長、おおにし・愛知13区総支部長を激励




 鳩山由紀夫幹事長は17日午後、愛知県知立市を訪れ、うだるような暑さの中、知立神社に集まった約130名の聴衆に対して、演壇を降りて直接語りかけ、おおにし健介・愛知県第13区総支部長とともに民主党への支援を訴えた。

 鳩山幹事長到着の前に決意の挨拶に立ったおおにし総支部長は、アメリカ・ワシントンDCでの外交官勤務の時代にアーリントン国立墓地で見たジョン・F・ケネディー大統領の就任演説の名文句を引いて、「政府が、政治家が、何をしてくれるかについて批判しているだけでは何も変わらない。ひとりひとりが政治を変えていくために自分が何をできるかを考えて自らの一票を選挙で投じれば政治は必ず変わる」と訴えた。

 また、おおにし総支部長は、民主党政権になれば、官僚政治と中央集権を打破して、道路に代表されるようにこれまでハード中心だった税金の使い途を教育や医療といったソフト中心に資源配分のあり方を見直していく決意を語った。

 続いて、鳩山幹事長とともにおおにし総支部長の応援に駆けつけた大塚耕平参議院議員が「現在の日本は氷山に向かって進んでいるタイタニック号と同じ。そのことに気づかず夜会に興じていた国民がさすがに方向を変えた方がよいのではと舵の片方を民主党にゆだねたのが昨年の参議院選挙の結果である」と語り、「おおにし総支部長は自信を持って推薦できる候補であり、この愛知13区から日本が変わっていく姿を見せて欲しい」と聴衆に訴えた。

 最後に登壇した鳩山幹事長は、集まった支援者の熱気を前に一気に意気投合し、演壇を降りて、聴衆と一体になってひとりひとりに政権交代に向けた意気込みを語った。鳩山幹事長は、おおにし総支部長が演説の中で語った「補完性の原理」に基づく地域主権確立について「できるだけ問題は身近なところで解決するのがお金もかからないし合理的であるというのが『補完性の原理』であり、分権改革は民主党の一丁目一番地で、財政の厳しいこの国の問題を解決する唯一の糸口である」と訴えた。

 大塚議員の話を受けて「タイタニック号が進路を誤ったのは操縦を他人に任せたからである。福田総理は自分で舵をとらないで財務官僚を中心とする役人に任せっきりにしてしまっている」と福田首相の政権運営を批判し、国民のためにも一刻も早く正々堂々解散総選挙での国民の審判を仰ぐべき」と語った。
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