2002/03/05
【衆院予算委】松本議員、「小出しのデフレ対策は効果なし」
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民主党の松本剛明議員は、5日の衆議院予算委員会で質問に立ち、政府のデフレ対策の基本方針を質した。
松本議員は質問の冒頭、政府のデフレ対策が公表される前にインターネットで流れたことを取り上げ、情報管理はどうなっているのかを質した。竹中経済財政担当相は、「情報管理で改善すべき点は多々ある」と答弁した。さらに、松本議員は「デフレ対策はこれで終わりではないとなっているが、今後は」と質問。塩川財務相は「当面の対策から、本格的なスタートになる。多様性を持たせなけばならない」と答えた。
続いて松本議員は、「3月にも追加対策を、との声が与党内にもあるが、その措置は予算を伴うのか」と質した。塩川財務相は「出せるようできるだけ努力する。より積極的に(デフレ対策を)推進するもの」と答え、予算、財政出動の有無には答えなかった。
松本議員は「10年間小出しに対策を打ち出しているが、効果は」と質問。速水日銀総裁は「物価下落防止に断固たる決意で取り組んでいる。構造改革を通して企業・家計が前向きになることが必要」と回答。経済財政担当相は「未知の領域に入っている。政策を総動員して経済を活性化させる」と答弁。松本議員は「未知の領域だから、やってみなければ分からないでは困る」と釘をさした。
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