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2008/08/03
鳩山幹事長、向山・兵庫2区総支部長と新長田駅や湊川〜東山商店街で対話を通じての支援求める




 鳩山由紀夫幹事長は3日午前、兵庫県神戸市のJR新長田駅前で行われた、向山好一・兵庫県第2区総支部長主催の街頭演説会、兵庫区の湊川商店街の歩行遊説に参加し、財政再建ありきで官僚任せの政治の構造を変えるために、次期総選挙での民主党への支援を、向山総支部長とともに訴えた。

 はじめに向山総支部長が挨拶に立ち、集まった300人の聴衆に対して、今の暮らし向きは良くなっているかと投げかけ、その答えは「ノーである」と訴えた。その具体例として、小泉改革が推し進めた労働の自由化によって、新卒者が正規雇用で就職できない問題、年収が200万円以下の労働者が1000万人を超える現状を指摘。

 また30〜40代の方には政府・与党は定率減税の廃止や年金保険料の負担増で増税を押しつける、65歳以上の年金受給者に対しては年金記録がなくなり、払った年金保険料がきちんともらえず、安倍政権時に公約とした年金記録の統合もできずじまい、極めつけは75歳以上の方に対して、後期高齢者医療制度で人間の尊厳を傷つけ、早く死ねと言わんばかりの制度であると政府・与党の悪政を世代別に列挙した。

 その上で向山総支部長は、「これでは将来に希望がもてるはずがない」と述べ、「これだけ馬鹿にされた国民の皆さんがすべき事は政治を変えること」と強く訴えた。そして向山総支部長は、「政治が果たすべき役割は社会的に弱い立場の人たちの光を当てること」と本質を説き、「今の自民党政治は既に制度疲労を起こしてしまっている。政治目標がゼロとなった自民党政治から政権を変えればならない」と政権交代の意義を熱く訴え、更なる支援を求めて挨拶を締め括った。

 続いて、鳩山幹事長がマイクを受け取り、集まった聴衆に対して、13年前に起こった阪神・淡路大震災にもめげず、地元の皆さんが復興に一歩一歩尽力されたことに対して敬意と感謝の意を表した。

 鳩山幹事長は、向山総支部長を、「その阪神・淡路大震災で皆さんのために出来ることとしてボランティアを始めたことから、神戸市議を経て、現在民主党の仲間で頑張っている」と紹介。さらに、「色々口では良いことを言いながら行動が伴わない政治家が多くいる中で向山総支部長は体を張った行動ができる。この男に日本の世直しをする仕事をさせて頂きたい」と訴えた。

 次に鳩山幹事長は福田改造内閣について、「期待感はごくわずか」と評し、「いつか消費税を導入させたいという、増税の布石のための内閣である」と切り捨てた。

 さらに鳩山幹事長は、財務省主導の財政再建路線について、道路や建物を造ることと同じように、財政が厳しいから社会保障も同様に医療費を削減させるやり方を行う自公政権に対し、「社会保障というものは聖域でなくてはならない」と語り、今の日本の間違った政治の象徴的なことと訴えた。
 
 それらを踏まえ、「官僚に全て任せた自民党政治から脱却しなければならない。そのためにも、向山総支部長を力強く支えてほしい」と集まった聴衆に対して大きな支持と支援を訴えて挨拶を終えた。
 
 引き続き、鳩山幹事長と向山総支部長は近隣の流しそうめん大会が行われた会場に移動、流しそうめんに舌鼓を打つとともに地元の方々と触れ合った。さらに兵庫区にある湊川商店街へ移動。東山商店街にかけて歩行遊説を行い、買い物客など約500人の方々に挨拶や握手などで向山総支部長への多大なる支援を求めた。

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