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2008/08/03
国民主導の政治を実現するため、石井総支部長と党への支援を求める 鳩山幹事長




 鳩山由紀夫幹事長は3日午後、兵庫県西宮市内で、石井としろう・兵庫県第7区総支部長が主催する「石井としろう拡大タウンミーティング」に参加し、集まった約500人の支持者に対して、官僚政治から、国民主導の政治の実現のため、民主党への支援を求めた。

 はじめに、石井総支部長が登壇し、地元西宮市の甲子園球場で行われている全国高校野球選手権大会に言及。「高校野球の魅力はひたむきさ、まっすぐさ、裏表がなく一生懸命な所にある」とし、「高校球児と同じ思いで政治に取り組んでいきたい」と政治姿勢を語った。

 次に石井総支部長は政治理念について、「市場にできないことをすることが政治の役割であり、経済原則を超えた所に光を当てること」と訴え、「経済の原則に任せて政治を行う今の自民党政治では、儲かる医療しか行われず、多額の保険料を納めた人にだけ年金を払うことになる。今の政治はその役割を全く放棄している」と批判。

 そして石井総支部長は今の国民生活、日本の将来のために政治を変えるために全力を尽くす決意を表し、集まった支持者の方々に対して感謝と更なる支援を訴えた。

 続いて鳩山幹事長が挨拶に立ち、猛暑の中、集まった支持者の方に対して感謝の意を表した。

 次に鳩山幹事長は福田改造内閣について触れると、会場から即座に「ダメ!」という声が沸き上がった。その声を受けて鳩山幹事長は、「福田改造内閣は、やはり財務省主導の政治に凝り固まり、今日の日本の政治の最大の不幸」とし、その財務省は天下り先の確保や、居酒屋タクシーなど税金のムダ遣いを平然と行う体質、「官尊民卑」がこの国を不公平、不公正に作り上げてしまったと指摘。

 それらを踏まえて鳩山幹事長は、「政府が官僚に全て任せるような内閣ではなく、医療や福祉、介護、年金などの社会保障や物価高に対する国民の皆さんの気持ちをしっかりと受け止める内閣をつくる必要がある」との考えを示し、そのためには次の総選挙で政権交代を実現させなければならないとの考えの下、「自分のためではなく皆さんのために政治はあると訴えた石井総支部長という若者をぜひ西宮の皆さんの手で育てて頂きたい」と語り、民主党への更なる支援を求め、挨拶を締め括った。
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