ニュース 2008/08/03 世論が福田政権ではダメだとの烙印を押す日が早晩来る　会見で鳩山幹事長 　鳩山由紀夫幹事長は３日午後、兵庫県西宮市内で会見を行い、次期総選挙へ対応ならびに臨時国会での取り組みなど、記者団の質問に対して考えを語った。 　はじめに、福田改造内閣が積極財政路線に転ずるとの指摘がある点について、「積極財政をしたいと言いながら一方で消費税あるいは増税の可能性が十分にある」との考えを示し、自民党は基礎年金の国庫負担率を２分の１を税で賄うと言いながら、その財源を明らかにしていない状況であるとし、「一言でいえば増税布石内閣である」と語った。 　加えて、「財政に転じるのは良いが、そのことで税金のムダ遣いをなくすことができないままに増税路線に転じることであれば民主党との大きな政策の隔たりがある。そこを徹底的に追及していく必要がある」と述べた。 　次に次期衆院総選挙に対して鳩山幹事長は、「早期の解散・総選挙を求めていたが、福田内閣は内閣改造を行った。しかしそれでも世論の解散・総選挙を求める声が大きい」との認識を示し、その上で、鳩山幹事長は、世論が福田政権ではダメだとの烙印を押す日が早晩来るのではないか」との見方を表した。そして鳩山幹事長は、次期通常国会冒頭もしくはそれより前の臨時国会で解散が行われることも想定した上で、総選挙に向けてのマニフェスト作りや候補者の最終調整などの態勢を整えていく考えを語った。 　続いて代表選挙後の『次の内閣』の布陣について鳩山幹事長は、「このまま内閣を構成しても十分通用する布陣にしていきたい」との抱負を語り、総選挙で政権交代を果たした後の新内閣が、『次の内閣』になるよう、国民の皆さんに期待を持ってもらえるような構成にすると語った。 　また次期臨時国会の対応について個人的な見解と前置きした上で、「福田問責総理が任命した改造内閣に対して国会の場で正面から堂々と政策論争をしていくべきではないか。」とし、民主党の存在感をアピールすることが良いとの考えを語った。