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2008/08/07
鳩山幹事長、横浜での街頭演説で三村、田中、首藤各総支部長と党への支援を訴える




 鳩山由紀夫幹事長は7日午後、横浜駅西口で神奈川県連が主催する街頭演説会に三村和也・神奈川県第2区総支部長田中慶秋・同第5区総支部長首藤信彦・同第7区総支部長らとともに参加し、国民のための政治を実現するため、民主党への支援を訴えた。

 はじめに三村総支部長がマイクを握り、約10年間官僚として、内側から日本の行政を見た中で、政治家にとって最も大切な仕事である政策を作ることを官僚に丸投げし、依存し切っている実態を指摘。「やはり政権交代なくしては本当の改革はできないと痛感した」と訴えた。

 その上で三村総支部長は、「このような政治家はこの先も必要なのか」と疑問を抱き、「民主党で新しい政治を作りたい」との思いで、公募を通じて総支部長となったことを語った。そして、三村総支部長は、「直ちに解散・総選挙で国民の信を問うべき」と訴えるとともに、「政権交代で税金のムダ遣いを一掃し、政治の仕組みを変える」と決意を語り、挨拶を締め括った。

 続いて鳩山幹事長がマイクを受け取り、「昨年の参院選の勝利によって、年金問題やガソリン税をはじめ、税金のムダ遣いを追及し、官僚の壁を少しずつ打ち破ることができるようになったのは我々に勝利を導いてくれた皆様のおかげ」と約300人の聴衆に対して感謝の意を表した。

 また福田首相がいかに国民の目線に立っていない政権であるかという例として中国製ギョーザ中毒事件を挙げ、洞爺湖サミットの約1週間前に中国でも同じ被害が出ていた事実を把握していたにも拘らず、官邸で隠ぺい工作が行われたことを厳しく非難。さらに佐世保港に入港した米原子力潜水艦「ヒューストン」の放射能漏れを外務省が公表しなかった問題についても、「このようなことが日常茶飯事となっている。これは国民を軽視している証左である」と怒りを露にした。

 そして鳩山幹事長は、民主党は国民の目線に立った政治を行うために存在していると主張。財源再建のためには、社会保障費を躊躇せず切り捨てる財務省主導の政治から「国民の暮らしを第一」に考える政治を実現するため、更なる支援を民主党と三村、田中、首藤各総支部長に求めてマイクを収めた。

 次に田中慶秋総支部長がマイクを握り、現在の物価高は原油価格のマネーゲームが原因と指摘。揮発油税の暫定税率を廃止し、物価上昇を抑制するべきと訴えた。そして田中総支部長は、「汗して働く人が報われる社会を作るため、政権交代を実現しなければならない」と民主党への支援を求めた。

 続いて首藤総支部長が挨拶に立ち、福田改造内閣について、「戦後の歴史でこれほど無能、無策の内閣はない。一番改造しなければならないのは首相自身である」と切り捨てた。また後期高齢者医療制度やワーキングプアの問題に言及し、政権交代で若者からお年寄りまで安心して暮らせる社会を作るため、皆さんと力を合わせて頑張っていきたいと決意を語った。

 なお、同演説会には県連代表の笠浩史衆議院議員、池田元久衆議院議員、水戸将史参議院議員もマイクを握り、民主党への支援を熱く訴えた。
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