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2008/08/21
「命より道路を守る政権は即刻退場」鳩山幹事長が札幌で演説




 鳩山由紀夫幹事長は21日、札幌市大通公園で、峰崎直樹参議院議員、、荒井さとし・北海道第3区総支部代表とともに街頭演説を行い、政権交代の必要性を主張、「北海道すべての選挙区で勝利し、命を守る政治に変えよう」と訴えた。

 鳩山幹事長ははじめに、後期高齢者医療制度について、医療費5000億円を削減するために官僚が考えつき導入されたと説明。「医療や介護、年金、障がい者対策などの社会保障は教育同様に聖域。命とくらしを守ることが政治の使命ではないのか」と述べ、小泉政権から続いている官僚主導の政治が、財政再建を錦の御旗として医療をも切り取っていると指弾した。

 福田首相が民主党の要求に屈し、来年から道路特定財源を一般財源化すると主張していることについて、「道路財源が余ったら医療や介護に回すという、命より道路が大事という政権だ」と厳しく批判、「民主党は次の国会でも暫定税率見直しを柱とする特定財源制度改革法案を出す」と決意を述べ、地域が自主判断で使い方を決められる民主党の道路財源についての考えは自公政権と根本的に違うと理解を求めた。

 民主党の政策にバラマキとの批判があることについては、「行政のムダをなくした財源で必要な手当ては施せる。天下り天国、ムダ遣い天国を作ったのは自民党政権ではないか」と反論、「政権を変えなければ暮らしは変わらない。国民・道民の生活を守るためには民主党政権が必要だ」と一層の支援を求めた。
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