ニュース
ニュース
2008/08/21
「国民の命を守る農業者を支えることはバラマキではない」農業危機突破総決起集会で幹事長




 原油価格の高騰により、肥料や飼料、生産資材の価格が上昇したことで農業経営が深刻な打撃を受けている窮状を訴えようと、道内の農家や酪農家が21日、札幌市内の中島公園で「全道農業危機突破総決起大会」を開いた。農業経営者のほか商工業者も加わり、道内で開催された集会としては最大となる5300人が参加した。

 民主党を代表してあいさつに立った鳩山由紀夫幹事長は「農業こそ国の礎。農業用燃料を3年前の価格へと引き戻す」とし、450億円の財政出動を主張した。また、農産物の販売価格が生産コストを下回った場合には差額を補てんする民主党の戸別所得補償制度を主張し、「国民に食料を提供くださり、命を守っている農業者のみなさんを支えることが、バラマキであるはずがない」と述べ、今度の臨時国会でも民主党の農業政策を主張し続ける考えを明らかにした。

 「今こそ農業一揆、皆さん立ち上がりましょう。民主党は皆さんとともに行動することを誓う」と訴えると、参加者から大きな歓声が上がった。

 集会には鳩山幹事長のほか、北海道連代表の鉢呂吉雄衆議院議員、佐々木隆博、逢坂誠二、小平忠正、松木謙公各衆議院議員、峰崎直樹、小川勝也両参議院議員のほか、多くの民主党道議会議員が参加した。
記事を印刷する