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2002/03/08
BSE緊急措置法請願署名を示し、法案審議を要請


 民主党はじめ野党4党は、「伝染性海綿状脳症対策緊急措置法案」を2月22日に提出して以来、同法案の早期成立に向けた国会請願署名活動を全国で展開してきたが、8日、その成果を中間集約し綿貫民輔衆議院議長に法案審議を要請した。

 この日、民主党の羽田孜BSE対策本部長、筒井信隆議員、鮫島宗明議員をはじめ4野党の代表は、そろって衆院議長公邸を訪問。これまでに集まった20数万人分の請願署名の一部を提示するとともに、一刻も早く同法案の実質審議に入るよう要請した。

 その後の記者会見で羽田BSE対策本部長は、「風評被害は日々拡大し、生産者、関連業者は深刻な状況におかれている。われわれの呼びかけに対して、こんなにも短時間でたくさんの署名が集まったのは、それを象徴している」とした上で、そうした国民の切実な声を綿貫議長に伝え、同法案の審議を要請したと報告した。

 また、羽田BSE対策本部長は「野党のメンツというよりも、暮らしに一日も早く安心を取り戻したいとの一念であることを議長にもお伝えし、協力を求めた」とし、消費者、生産者、関連業者のためにも早期の法案成立をめざしていくとの考えを改めて示した。
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