2008/08/30
「選挙目当ての緊急対策」菅代行、福井市の会見で
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菅直人代表代行は30日午後、福井市内で会見し、次期衆議院総選挙の見通しや経済対策について記者の質問に答えた。
菅代表代行は、解散と次期衆院選の時期について、福田内閣は早い時期に解散しなければ、与党の中で引きずりおろされるという可能性を示し、11月解散で12月総選挙、または12月解散で1月総選挙との見通しを語った。
また、地域が今のままでは崩壊するという国民の皆さんの不安を各候補者が受け止める活動を行い、一度は民主党にやらせてみようという流れを強めることが重要だと指摘。福井県の小選挙区3議席を民主党公認と推薦の候補予定者で勝ち取りたいという考えを示した。
会見に同席した笹木竜三福井県連代表も「この数ヶ月、野党協力が非常に進んだ」と、政策協定などの県内の取り組みについて説明した。
菅代表代行はまた、与党が示した緊急経済対策について質問を受け、「選挙目当ての緊急対策」として、場当たり的な政府与党のやり方を批判。原油の値上がりなどで打撃を受け困っている人たちへの緊急対策と、日本の閉塞状況を打開する中長期的な経済対策を、段階を追って組み替える必要があるとした。
政府が経済対策として盛り込んだ定額減税については、関連法案の国会提出の段取り、規模、財源などが不明であり、当然、首相の考えを臨時国会で質すと表明。当面の緊急的な対策という位置づけの中にあるのか、税制改正全体を含む新たな国民負担のあり方としてなのか、疑問だとした。
さらに菅代表代行は、主に原油高に伴う肥料や食料の高騰に関する緊急対策を民主党が求めているとした上、民主党の考え方を組み立てることと平行して、政府与党として本当のところはどういうことを行おうとしているのか追及する考えを述べた。
会見には『次の内閣』ネクスト厚生労働大臣の山田正彦衆議院議員も同席した。
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