2008/09/02
国民の審判受けずして首相は続けられず 菅代行、すとう・神奈川7区総支部長と街宣で
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菅直人代表代行は2日夕、横浜市港北区の日吉駅前で、すとう信彦・神奈川県第7区総支部長らと街頭演説を行い、徹底した分権と行政のムダの透明化を進める民主党の政策への理解を求めた。
すとう総支部長は、福田首相の辞任劇について、安倍前首相のように体調不良ということもなく、まだいくらでも頑張れる状態にもかかわらず政権を放り出すのは、税金を払っている国民への裏切りになると指摘。地域を代表している民主党の仲間とともに、すべての人たちの未来のためにたたかい、政官業の癒着を断ち切り、新しい政治を作ると語った。応援に駆けつけた千葉景子参議院議員は、責任ある立場にいながら政権を投げ出した首相の無責任ぶりを指摘。政権を野党に譲り渡すのが民主主義の本来の姿だとした上、政権を変えて「国民の生活が第一。」の政治を実現するため頑張りたいと述べた。
菅代表代行は、自公政権について、国民の皆さんの支持を背景にして政策を実行できない状況にあるとの考えを示し、「国民の皆さんの審判を受けないで総理大臣が続けられるとは思わない」として、みたび党内で次の首相を決めようとする自民党のやり方を批判。いったん野党に政権を渡し、その選挙管理内閣のもとで解散することが筋であるとした。
また、2005年の衆院選について「あのときの熱狂のような風がいったい、皆さん方の生活に、日本の将来に、本当にプラスのものをもたらしたのか」と提起し、これまでの行動・結果、これからの展望を見届けた選択を求めた。2007年の参院選の勝利の後、道路特定財源のムダ遣い問題をはじめとした民主党の追及によって、長い長い官僚政権の姿、その問題点がはっきりしてきていると指摘した。
菅代表代行はその上で「そろそろ自民党中心の政権を少なくとも一回は止めてもらい、民主党に任せてほしい」と、更なる改革のための党への支持を訴え、聴衆から盛んな拍手を浴びた。民主党政権で進めたい二つの改革として、財源や権限を基礎自治体に移す徹底した分権化と、国民の皆さんが払った税金の使途透明化の構造作りを挙げ、それらにより社会に活力を呼び起こす中で日本の再建を目指すと主張、党への支持を訴えて演説を締めくくった。
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