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2008/09/07
解散も視野に 総選挙争点明示のため臨時国会で審議尽くす 青森で幹事長


 鳩山由紀夫幹事長は7日午後、青森県青森市内で会見を行い、総選挙を見越しての臨時国会での対応等について記者団の質問に答えた。

 はじめに、臨時国会で予算委員会の開会について、冒頭での解散も視野に入れながらも、臨時国会で議論することは来るべき総選挙を前に国民の皆さんに何が争点になるのかを明確にするためには必要であるとの見解を明示。かねてから民主党は福田首相への不信任を示し、辞めるべきとの立場をとってきたことから早期の解散総選挙を求める方針に変わりはないとしながらも、経済が厳しい状況の中、何も審議せずに選挙を行っていいのかという思いもあると率直に語った。

 そのうえで、開会した場合には自民党が総裁選挙を経たとしても「表紙を変えても何も変わっていない」ということを議論を通じて明らかにしていくと主張。国民にそうした点を間違いなく認識してもらうためにも何らかの議論を行うことは必要だとした。

 補正予算に関しては、基本方針を決めないうちに福田首相が辞任したため議論に時間がかかるのではないかと懸念を表明。そうであれば、民主党が示す緊急経済対策を行うためにも早急に解散・総選挙を行い、政権交代した方が国民のためになると語った。 

 そのほか、衆議院青森4区の公認決定について党本部での見通しを問われると、候補にあがっている人物は魅力的であり、十分勝てる選挙区であると評価。しかしながら、慎重に対処したいとの意向を示し、慎重な姿勢を堅持、「青森4区の問題が全国に波及する可能性があるだけに丁寧に対応していく必要ある」と述べた。

 「大事なのは勝てる候補を擁立すること」であると強調、どちらが勝てる候補か、さらには2人を当選させる道を探っていると明かしつつも、10日以降に予定されている一次公認には間に合わないのではないかとの見通しを示した。
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