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2008/09/09
山岡国対委員長、年金改ざん、事故米転売問題で与党に閉会中審査開催申し入れ
 山岡賢次国対委員長は9日午後、国会内で記者会見を行い、厚生年金の標準報酬月額などの改ざんに社会保険庁の職員が関与していたことや、カビ毒や農薬で汚染された「事故米」を食用に転売していた問題に対する農水省の対応などについて、与党側に対して、厚生労働委員会ならびに農林水産委員会での閉会中審査の開催を申し入れたことを語った。

 山岡国対委員長は、8月19日の民主党の厚生労働部門会議において社会保険庁のOBから保険料の収納率を上げる目的で標準報酬月額の改ざんが行われていたとの証言を得たことから、厚生労働省に確認を迫ったところ、その時点ではそのような事実はないと否定していたことを説明。

 しかしながら同日、政府・与党は関係閣僚会議で改ざんの事実があったことを明らかにしたことに対して、「(政府・与党は)年金に対する不信感をさらに助長するだけではなく、実害を及ぼしている」と厳しく批判。その実態と国民の不安を解決するために衆・参両院で徹底的に追及する構えを明らかにした。

 さらに三笠フーズの事故米の問題に対して山岡国対委員長は、「報道によれば5年間で96回の立ち入り検査を農水省が行ったにもかかわらず、このような事件が起きた」と対応のお粗末さを指摘。さらに農水省があっせんした商社に三笠フーズが事故米を転売していたことが判明し、「食の安全に関する問題が次々と起きることに対する農水省の監督不行きだけではなく、癒着の甘さを持っていると疑わざるを得ない」と農水委員会でも徹底的な追及を行っていく意向を示した。
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