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2008/09/12
汚染米・消された年金・川辺川ダム問題で閉会中審査求める 山岡国対委員長




 山岡賢次国会対策委員長は12日午後、国会内で、野党国対委員長会談、与野党国対委員長会談にそれぞれ臨んだ。

 野党国対委員長会談では、(1)汚染米の不正転売、厚生年金記録の消された年金、川辺川ダム建設の問題について閉会中審査を開くべき、(2)臨時国会では所信表明演説に続いて代表質問と予算委員会で、新首相の考えなどを十分聞き、審議した上で総選挙を行うべき――との見解で一致、与党側に申し入れを行うことで合意した。

 与野党国会対策委員長会談では、与党側から(1)臨時国会を24日に召集し、会期は11月30日までの68日間とすること、(2)24日に首班指名し、25日に国連総会に出席させること、(3)補正予算やテロ対策特別措置法、消費者庁について審議すること、などの方針が示された。

 山岡国対委員長は、二代続けて政権放り出しを繰り返し、国会・国民不在の総裁選挙を行っている自民党の政治姿勢に対し、国民の不信が強まることを指摘。臨時国会では予算委員会まで開くことを要請した。また、閉会中審査について、参議院で行う方針を示したうえで衆議院でも開催を求めたが、与党側の返答は、これから筆頭理事間での話し合いを指示するというものに留まった。

 山岡国対委員長は終了後の会見でこれらの説明を行うと共に、記者の質問に答え、「品格のある政治」を求めると強調。手練手管による国会運営は、国民の政治や国会議員の信頼を考えたとき、長い眼で見れば互いのためにならないと釘を刺したことを明らかにした。
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