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2008/09/14
官僚政権を打破して国民政権をつくらせてほしい いがらし・埼玉9区総支部長と幹事長
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鳩山由紀夫幹事長は14日午後、いがらし文彦・埼玉県9区総支部長とともに埼玉県入間市で街頭演説を行い、官僚政権を打倒して国民政権をつくらせてほしいと民主党への支援を訴えた。
いがらし総支部長は、現代の日本社会について分析。非正規雇用者が多く、就職も困難ななか、若者は結婚もできない、家を買うローンも組めない、明日が見えない状況にあるとして危機感を明示。官僚による税のムダ遣いが日本中に溢れている一方で、必要なところにお金が回っていないと指摘し、民主党は「予算を組み直して、必要とする順番で実行していく」と力強く訴えた。「このような日本は変えなければいけない」と表明、国民の皆さんが参加することで国民が主人公の政治を実現し、孫子の世代に明るい日本を残そうと呼びかけた。
鳩山幹事長は、いがらし総支部長は民主党結党を共にした3人のうちの1人であり、民主党がいよいよ政権を担う時になくてはならない人物であると紹介。長きにわたった権力は必ず腐敗するとの認識を示し、権力を正し、政権交代で国民のための政治を実現するのが民主党結党の原点であると説明した。
そのうえで、長期化した自民党政権下では官僚にコントロールされ続け、国民のための政治は実現できないと指摘し、「官僚政権を打倒して国民政権をつくらせてほしい」と訴えた。官僚任せの政治の象徴として、後期高齢者医療制度を取り上げ、75歳以上の医療費をカットしようとする官僚の論理で、お年寄りの命を削る同制度が導入されたとその経緯を述べた。
国民の生活を考えるうえでは本来、社会保障費は最も優先されるべきだと鳩山幹事長は改めて指摘し、民主党は後期高齢者医療制度の廃止のみならず、介護、障がい者支援など「道路より命」の政策に変えていくと強く訴えた。また、社会保険庁の職員主導が年金記録を意図的に改ざん問題に言及、社会保険庁が関与を認めたのは現在1件であるが、「もっと根深いのではないか」と推察。今こそこれは氷山の一角に過ぎないとの認識を述べ、このような事態を招いたのは政権与党の責任であると断じた。
さらに、汚染米転用問題をめぐって「じたばたするな」と発言した太田農林水産大臣に対して「即刻クビにすべき」と改めて指弾。カビの中でも発ガン性が高い物質であると指摘したうえで、農林水産省が立ち入り検査を繰り返してきながら水際で止めることができなかったことについて、「そういうことを野放図にしてきたのは現政権の責任である」と厳しく非難した。
鳩山幹事長は最後に「政治を国民の手に取り戻そう」と訴え、民主党への支援を求めた。街頭演説会には、買い物客らおよそ150名が集結、幹事長の手を握り、自らの暮らしのなかでの窮状を訴え、「頑張ってください」と熱く思いを語る姿がみられた。
なお、演説会には民主党が推薦する塩屋入間市長候補も参加した。
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