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2008/09/16
国民の様々な問題に取り組み、真実を明らかにするのが政治家の責任 輿石参院会長




 輿石東参議院会長は16日午後、国会内で記者会見を行い、閉会中審査について記者団に語った。

 はじめに輿石会長は、閉会中審査として農水委員会と厚労委員会を開会することになったと報告。「昨夜から今日にかけて世界の金融市場が大変なことになっていることも含めて、こういう時だからこそ予算委員会を開いてきっちりと問題に取り組み、真実を国民の前に明らかにするのが我々政治家の責任だ」と語り、このような時に総裁選に明け暮れている自民党を批判した。

 国会議員の4分の1の要求があれば、閉会中でも国会を開くことができることから、「今こそただちに国会を開いて、国民の皆さんの心配に応えていくべきだ」と国会議員の責務に言及し、経済・事故米・年金など様々な問題が山積している中、このまま衆議院を解散しては政治空白を作ってしまうとの認識を示した。

 また、自民党の麻生氏が民主党の反対で補正予算が組めないかもしれないと含みを持たせて語っていることについて所感を求められた輿石会長は、「民主党の反対や抵抗でやれないなどと言うのは、一国の総理になろうという人として、リーダーシップが問われるのではないか」と疑念を呈し、「まだ補正予算の中身もわからない中で心配することではない」と述べるに留めた。

 さらに、先週発表された衆院選の一次公認候補者の中に小沢代表がいなかったことについて問われ、「代表には代表の思いがあるのだろう。政治生命の全てを賭けるという意思表示ではないか」と語った。
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