民主党の政権奪取運動委員会は12月1日から、東京・新橋駅前での街頭演説を皮切りに、全国キャンペーン「2001政権奪取大作戦」をスタートさせた。
この日から党大会開催日の1月20日まで、同委員会の議員を中心に3〜5名の遊説チーム「おかしなことなくし隊」を編成し、全国47都道府県すべてをまわり、街頭演説や集会で民主党の政策と若々しい力を訴える。
新橋駅前の街頭演説では、おそろいの銀色のベンチコートに身を包んだ田中甲政権奪取運動委員長、川内博史遊説局長、井上和雄、大石尚子、手塚仁雄、松本剛明、山村健各衆院議員、羽田雄一郎参院議員がマイクを握り、「自民党の悪代官政治をなんとかしよう」「今の政権が続くことによる下り坂の安定を選ぶよりも、勇気をもった新たな一歩に変えていきたい」と口々に思いを訴えた。また、代わる代わる街宣車から降りて、道行く人たちにメッセージを寄せてもらう返信用はがきを配布した。
鳩山由紀夫代表も駆けつけ、同じベンチコートを着て、「おかしなことなくし隊の一人ひとりに皆さんの未来を重ね合わせてほしい」と訴えた。
「おかしなことなくし隊」は4日から、青森市を起点に6日までに八戸市、盛岡市、仙台市、郡山市、福島市、米沢市、秋田市を回るキャンペーンを始めた。
初日となった4日、空路で青森市に入った隊員たちを出迎えたのは真っ白な雪景色だった。JR青森駅前で第一声を上げた田中甲政権奪取運動委員長は、雪が降りしきる中、「私たち民主党は本気で政権を奪取して、この国のおかしなことをなくしたい。そのために、私たちは今日から全国を回ります」と宣言。地元・民主党青森県第一区総支部長の戸来勉さんも、「青森から日本を変えましょう」と語りかけた。
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