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2008/09/18
自民党のリーダーは危機に対応できない 菅代表代行が会見で




 菅直人代表代行は、18日夕党本部で定例記者会見し、現在のリーマン・ブラザーズの破たん、AIGへの公的資金の投入など世界の金融の信用が揺らいでいるときに、自民党の有力議員が「ハチが刺したようなものだ」と表現したことを「危機管理の面で自民党のリーダーに対応できるのか心配」と批判した。

 菅代行は10年前、日本発の金融恐慌が発生しようとした際に、民主党が一時国有化案を提出、政府自民党が丸呑みして、危機を回避したことを引き、今回はアメリカ発でさらに影響は大きいと指摘した。

 また、党としては最重要課題として位置づけ、チームを編成して対応していることを明らかにした。

 さらに国民新党への合併申し入れについて、本日の役員会、常任幹事会で了承されたことを明らかにした。そのうえで、できれば明日19日の午前中に、小沢代表が綿貫代表に正式に申し入れするように運びたいとの考えも明らかにした。

 記者の10月26日投票との総選挙日程に関する質問に、「解散を急ぐのは、国民の利益より自民党の目先の利益を求めた行動。国民から理解されない」と批判、汚染米の転売の三笠フーズの問題、消された年金問題、金融不安など喫緊の問題を国会できちんと議論すべきだとした。
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