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2002/03/13
「疑惑の頻発はザ・自民党の終焉」鳩山代表会見
 民主党の鳩山由紀夫代表は、13日の定例会見で、ますます疑惑の深まる鈴木宗男議員に対し、「怒りを込めて早期の議員辞職を求める」と語気強く批判。鈴木議員が日本の主権を売り渡すような発言をしたり、外務省職員に対する暴行事件を起こしていた問題を指摘し、「こういう議員が国政の中にいることが恥ずかしい」と指弾した。

 さらに、自民党の鈴木議員、加藤紘一議員の問題をはじめとする、政治家と金にまつわる事件の多発について、自民党の金集め体質そのものが引き起したものであり、2人の処分で解決するものではないとし、「こうした問題の頻発する状況を見れば、ザ・自民党の終焉を強く感じる」と語った。

 また、松尾克俊元外務省要人外国訪問支援室長に対し、東京地裁が懲役7年6月の判決を言い渡したことについて、「当然である」とするとともに、この判決で一連の外務省関連疑惑が解明されたわけではないと指摘。とりわけ、疑惑の核心である官房機密費の上納問題について、小泉首相が口を閉ざし、疑惑解明に向けたリーダーシップを発揮していないことを批判。自民党体質に染まった首相に対し、「国民の失望感が一挙に広がっている」と語った。
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