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2008/09/27
小沢代表、京都1区公認予定候補に平氏、同5区に小原氏擁立を発表
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小沢一郎代表は26日午後、京都市内で会見し、次期衆議院議員選挙京都府第1区の公認予定候補として平智之氏を、同第5区に小原舞氏を擁立することを決定したと発表した。
両公認予定候補者ともに「選挙区内、地域の生まれ育ち」で、市民、府民のみなさんに育てられた両名であると小沢代表は紹介。その意味においては選んでくれる人たちの本当の気持ちや考え方、生活の実態を直接見て、聞いて、感じて、それを国政に反映するという、地域の代表者たる国会議員の有り様にふさわしいと評した。
そのうえで「1カ月前後の間に総選挙を迎えることになる」との見通しを示すとともに、現在の日本の状況について「自公政治のなかで日本は不公正がはびこり不平等な社会に急速に陥っている」と改めて指摘。その背景には国民の生活を真剣にとらえない、自公政治に原因があると断じ、「これを是正するには主権者の国民みなさんの1票1票で政権を代える以外にはない」と力説した。
同時に、民主党としては、自公政治に対する不信感、国民のみなさんの将来に対する不安感をきちんと受け止めて政権をとり、「国民の生活が第一」という理念のもとで、「国民のためのいい政治」を実行していかなければならないと改めて表明。「その意味において今度の総選挙は、国民のみなさんの将来の生活を左右する選挙であり、日本の行く末を決定づける大変重要な選挙である」と改めて指摘し、全力で国民みなさんの理解とご支持を得られるよう頑張っていきたいと表明した。
第1区の平氏は、「小沢代表の長年の悲願である2大政党の実現、そのための政権交代の実現にご一緒できることを大変光栄に思う」と語ったうえで、これまで、都市部の浮動票をもつ一人として、一貫して民主党に投票してきたと自らを紹介。その行動の背景には「変わってほしい、変わってくれということへの期待があった」と述べるとともに、そうした声を受けながらも京都1区が変わらずに来てしまったのは「変わろうとする力への呼びかけが一歩足りなかったのだと思う」と分析。そして、「今度は自分自身がそこに力をかけたいと思っている。今後、真実一路、誠心誠意頑張る」と力強く表明した。
第5区の小原氏は、「大好きなふるさとのために役に立ちたい」という思いで町おこしにかかわってきたとこれまでの自分を振り返ったうえで、地方の疲弊はもう待ったなしだと分析。そのうえで、「地域の現状、地域に暮らしている人たちの切実な声を国政の場で反映させていきたい。地方主権、地方に権限と財源を移してこの国の形を変えていく。今こそがそれを実現できる最後のチャンスだと思って決意した」と語った。
記者団からの「今後どう戦うか」との問いに小沢代表は、「選挙戦に特別なテクニックやいい方法というものはないというのが持論」としたうえで、主権者のみなさんの理解を、心をつかむことができるよう、すべての選挙区内でひとりでも多くの人に語りかけ、ひとりでも多くの人と触れ合うのが選挙戦であり、民主主義の原点だと指摘。同時に、野党間では力を一本化して戦えるよう努力していくと表明した。
また、問題発言が続く中山国土交通大臣の責任の取り方と小泉元首相の政界引退発言への見解を問われたのに対しては、「原則として政治家、人の出処進退は自分自身で判断すべきことと思っているのでそのこと自体の論評はするつもりはない」としたうえで、中山国交相の発言については「国務大臣として非常に不見識な、軽率な偏った見方、発言だと思っている。国務大臣としての資質と見識を問われる」と指摘した。
同時に、麻生首相の責任については、閣僚を選んだのはつい最近であるうえ、絶対的な権限をもつのは首相であり、内閣は一体ということも考慮すれば「中山大臣の責任は任命権者の責任ともイコールの問題と捕らえるべきではないか」と断じた。
なお、会見には京都府連常任顧問の福山哲郎参議院議員、同会長の山井和則衆議院議員が同席した。
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