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2008/09/28
勝算の無い戦いはしない。全力を挙げて勝利を勝ち取る 鳩山幹事長、総選挙勝利宣言




 鳩山由紀夫幹事長は28日夕、和歌山市内で記者会見を開いた。会見には、和歌山県第1区の岸本周平総支部長、同2区の阪口直人総支部長、同3区のたまき公良総支部長も同席した。

 鳩山幹事長は、衆院総選挙への姿勢、勝算について聞かれ、「勝算の無い戦いはしない。全力を挙げて勝利を勝ち取る」と答え、勝利への意気込みを語った。

 和歌山県は民主党の組織の整備が遅れているのではないかとの記者からの指摘には、「組織の強化を図っている。国政において強い基盤は無いが、これからの地域である。それは未来に向けて可能性がある地域である」と指摘。実際に、自民党の強い地域で自民党の基盤が崩れかかっていることを明らかにしたうえで、選挙を通じて、組織の基盤づくりを進めていくとの方針を示した。

 次期衆院選での和歌山県の位置づけについて問いには、「必ず風穴をあけることができる。国会議員がいない県は残り少ないが、何としても議席を奪い取る」と力強く表明。発足直後の麻生政権への有権者の評判があまりよくないなか、容易ではないが3議席独占も可能であるとの認識を示し、「国民の暮らしもガタガタにされているなか、その不満を民主党への支持としていただければ充分いける。重点地域として位置づけている」と答えた。

 また、最優先に訴えていく政策については、「まさに『新しい国民生活をつくる』という小沢代表の思いのもと、官僚国家から国民国家への大転換である」と語り、農業者戸別所得補償制度、子ども手当て、年金や医療、介護の充実などをしっかりと訴えていく考えを表明した。

 さらに、岸本第1区総支部長は、「政権交代によって官僚と政治家の癒着を断ち切ることができる」、阪口第2区総支部長は、「税金の使い方が抜本的に変わる。省益のための予算を国民のための予算にする」、そして、たまき第3区総支部長は、「現場の農業、漁業をこの目で見て、その声を国政に伝えたい」と、それぞれが目指す政治について語った。

 明日から国会論戦が本格的に始まるなか、麻生首相から民主党への逆質問が行われると言われていることへの見解を問われると「麻生総理の所信表明の中身が空疎なので、民主党を批判するしかないことは、情けない、残念でならない。一国の宰相たる者、ビジョンも覚悟もない人が総理になるべきではない」と断じたうえで、「小沢代表は民主党が政権を取ったらどのような日本にするのか、代表質問の場を借りて(マニフェストなど)所信を表明する」と語り、空疎な所信表明であることが予想される麻生首相には「質問に値しない」という認識のもと、問い質すことをほとんどしないのではないかとも述べた。

 
 
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