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2002/03/13
【参院本会議】桜井議員、政治家と官僚の歪んだ関係を糾す


 13日の参議院本会議で、予算案の財源となる公債の発行特例法案と、租税特別措置法改正案の趣旨説明が行われ、民主党から桜井充議員が質問に立ち、問題点を指摘した。

 質問の中で桜井議員は、政治家と官僚の関係の問題を取り上げ、「実質的な政治は官僚が行い、情け無いことだが、その官僚と企業を結ぶいわばロビイストの役割を政治家が行っている」と指摘。「何と言っても今必要なのは政治の構造改革だ。鈴木宗男衆議院議員に代表されるような古い自民党的体質に染まっていない良識ある与党議員の皆さん、この国の政治のあり方を変えようじゃありませんか。今変えなければ、この国は崩壊してしまうという危機感を、政治家自身が一番自覚すべきだ」と訴え、質問を締めくくった。

 福田官房長官は「一部の利益団体の圧力に屈したり、秘書が公共事業に介入することがあってはならない。政治家と官僚の関係のあり方を検討している。族議員という言葉がなくなるようにと考えている」と答えた。
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