2002/03/14
【参院予算委】今井議員、救命士による気管内挿管の解禁求める
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今井澄議員は14日午後の参議院予算委員会での一般質疑で、現在医師のみに認められている気管内挿管による気道確保などの救命行為を救急救命士にも条件付きで速やかに解禁するよう坂口厚労相などに質した。
今井議員は、厚労相が12日の同委員会で救急救命士による気管内挿管を認める方向で検討を進める旨答弁したことを高く評価するとしながらも、「確かに私も医師として難しい問題があることは分かるが、瀕死の状態にある患者を運搬している現場で、病院医療の常識を持ち出して安全性を云々したり、医師法違反だからできないと言えるだろうか」と指摘。「緊急避難に相当するような場合には、とりあえず、今すぐ解禁すべきではないか。そのことによってどれだけ地域の住民が安心できるか計り知れない」と坂口厚労相に迫った。厚労相は「あらかじめどういう条件であれば許されるかを明確にしたい。結論は早急に出す」「やらなければならない時にはできるという形に改めたい」などとこれに応えた。
今井議員はまた、気管内挿管以上に必要性が高い蘇生術として、電気ショックによる「除細動」の実施を挙げ、現在救急救命士が施行する場合に必要とされる「医師の具体的指示」を「医師の包括的指示」に緩和すべきと提案した。
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