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2008/10/07
幹事長、川口市で石田・埼玉2区総支部長と国民のために予算を使う政治の実現誓う
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鳩山由紀夫幹事長は7日午後、埼玉県川口市のJR川口駅前にて石田勝之・埼玉県第2区総支部長とともに街頭演説を行い、政権交代で官僚主導から政治家主導の政治を実現しようと呼びかけた。
石田総支部長ははじめに、中小零細企業が多い川口市内を回ると、原材料が上がる中で売却価格は上げられぬまま負担を強いられているとの切実な声をあちらこちらで耳にすると紹介、「こういう状況に誰がした!自民党ではないか」と政府の現状認識の甘さ、無策ぶりを厳しく批判した。
また、小泉政権が構造改革の名の下に国民生活のセーフティネットを破壊したうえ、官僚のみが既得権益を温存し、日本の国益より外国の利益を優先させたことにより今でも国民は痛みに耐えていると指摘。その一方で自らの引退後、次期総選挙では選挙区を次男に譲る意向を明かしたことについて、「国民に痛みを押しつけながら自分のことになると全く違う対応である」と非難した。
そのうえで、民主党が政権獲得後には2万6000円の子ども手当の創設、中小企業対策などを行っていくとの政策方針を示し、これまでの官僚主導の予算配分を見直し、政治主導、すなわち国民の皆さんのために予算を使う仕組みにすると明言した。
さらに、昨年の参議院選挙で「ねじれ国会」となったことで、民主党の追及が功を奏し、防衛省の水増し請求、道路特定財源をめぐる不適切な使用、年金問題などが明らかになったことは国民にとって大きな利益であると主張。政権交代なくして官僚のムダづかいは正せないとしてその必要性を強く訴えた。
鳩山幹事長は駅前に集まった300人以上の聴取を前に、政治家は官僚と違ってこうして国民のみなさんと直接話し、声を聞くことができることが大きな魅力であると述べ、官僚は机上の理論のみで庶民感情とかけ離れた発想から間違いが起こると指摘。政権交代で官僚主導から政治主導、国民本位の政治をつくろうと呼びかけた。
安倍、福田と2代続けて政権を放り出した自民党総裁については、首相としてはもとより政治家としてのビジョンも覚悟もないと指弾。さらに、総裁選挙を展開することで民主党の代表選挙を潰して国民の注目、評価を得ようとする姿勢については、その了見の狭さを指摘し、国民をバカにしていると憤慨。こうした自民党の驕りを正し、再スタートをするためにも政権交代は必要だと主張した。
また、民主党は社会保障費は聖域にすべきだとの考えを表明していると紹介。「道路より人の命を大切にする政治を実現する。道路は1、2年待ってくれるが、人の命は1年どころか1日、2日でも待ってくれない」と述べ、命を大事にする政治を取り戻さなければならないと訴えると、聴衆からは賛同の拍手が沸き起こった。
最後に政官業の甘い関係を断ち切り、無駄遣いのない日本に切り替えていくしかないと改めて強調。民主党、小沢代表のためではなく皆さん自身の未来のために、明日の命を大切にする政治をさせていただきたいとして、民主党への理解と支援を求めた。
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