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2008/10/09
官僚任せこそ最大の問題 鳩山幹事長が海江田・東京1区総支部長と緊急集会で




 鳩山由紀夫幹事長は9日夜、都内で開かれた東京都第1区の海江田万里総支部長の緊急集会で、自民党政治について、「官僚任せこそ最大の問題」と指摘。また、麻生首相が明日発売の月刊誌『文芸春秋』で「国民の信を問うのが最大の使命」としていることを紹介し、ところが最近は解散よりも景気対策をとの発言を繰り返していることから、「もう逃げている。逃げるな、と言いたい」と早期の解散を改めて要求した。

 また、「経済無策の政権をこれ以上続けてはいけない」と米国発の金融危機に対応できていない政府を批判した。

 さらに、官僚任せの政治の象徴として、後期高齢者医療制度、汚染米事件、消された年金・標準報酬月額の改ざんを挙げ、「犯罪的行為であり、与党が暗黙に認めていた」と厳しく指弾した。

 その上で鳩山幹事長は、総選挙での勝利および小選挙区での勝利によって政権交代を成し遂げる強い決意を重ねて表明、支援を訴えた。

 海江田総支部長は、日本と韓国では消費税率が低いことを挙げ、「なぜ上げられないのか。それは官僚が湯水の如く私しているからだ」と政治の現状を喝破し、国民が納得できる社会保障制度の構築などに使うようにする「税金のムダ遣いをなくすこと」の必要性を訴えた。

 円より子副代表も駆けつけ、「選挙管理内閣では世界の金融危機に対処できない」として、総選挙を経た国民の信任を受けた内閣が対処すべきと訴えた。

 また、石井一副代表も自民党政治を「国民をなめている。ビジョン、見識ではなく、人気のある選挙の顔として総裁、首相を選んでいる。この厚顔が許されるのか」と3代にわたる国民無視の総裁選挙を批判した。

 他に、蓮舫参院議員、東京1区内の地方自治体議員、首長、他県の地方議員、連合東京会長も駆けつけ海江田総支部長を激励。最後にがんばろうを三唱して締めくくった。
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