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2008/10/12
道路よりも命を大切にする、当たり前の政治を民主党が実現する 幹事長、石原・福島1区総支部長と




 鳩山由紀夫幹事長は12日夜、JR福島駅前で街頭演説を行い、石原洋三郎・福島県第1区総支部長はじめ、増子輝彦、金子恵美両参議院議員、太田かずみ同2区総支部長とともに、「道路よりも命を大切にする、当たり前の政治を民主党が実現する」と力説した。

 石原・福島1区総支部長は、市議会議員を辞して、強い決意をもって総支部長として民主党政権の確立に向けて、日々政治活動に取り組んでいると自らを紹介。

 幼少のころにはごく当たり前にあった、地域の豊かな営みが地域格差や雇用格差などによって崩壊していく様子を目の当たりにして、何とか地域社会を立て直したいとの思いで、国の政治を変えるために活動していることを明らかにした。

 官僚による政治が当然のように繰り返されるなかで、国民の声が届かなくなるばかりか、高齢者や弱者切捨ての政治が行われてしまっていることに憂慮を示した石原総支部長は、政権交代に向けて民主党に力を貸してほしいと求め、国民のみなさん、それぞれのために政治を変えていこうと呼びかけると大きな拍手と歓声が沸き起こった。

 鳩山幹事長は、官僚が机上だけで仕事をさばいてきた結果、国民の声が届かない、血の通わない政治が行われてしまっていると指摘。後期高齢者医療制度がその最たる例だと指摘し、「財源がない。医療費を5000億円分をカットしなくてはならない。では高齢者の医療費を抑制しよう」という財務省(当時の大蔵省)の発想でこの制度はできあがっていることを明らかにした。

 「健康増進のための制度改革ではなく、社会保障費を削るために作り上げた間違った法律だ」と、幹事長は厳しい口調で批判。そのうえで、国民の声を代弁する政治家主導で政治が行われる、当たり前の政治を取り戻さなければ、この国に未来はないとの認識を示した。

 また、「人より道路を優先する政治ではなく、道路よりも人、命を大事にする政治に改めなければならない」と訴えると、バス通りの両サイドに居並んだ聴衆からは「そうだそうだ」の声が上がった。

 鳩山幹事長はさらに、「国民のみなさんを裏切るような政治を倒さなければならない。政権交代しかあり得ない」と述べ、民主党のためでも小沢一郎代表のためでもなく、国民のみなさん自身のために政治を変えていこうと訴えた。
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