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2008/10/11
選手交代で政権奪取 菅代表代行、早川・東京17区総支部長と葛飾・立石駅前で演説




 菅直人代表代行は11日午後、東京都葛飾区の京成立石駅前にて早川久美子・東京都第17区総支部長とともに街頭演説を行なった。

 最初に駅前の商店街を歩いて遊説しながら、地元住民の方々と握手を交わし、多くの直接的な意見・要望に耳を傾けた。その後、商店街の出口付近で、100人以上の聴衆の前で行なわれた街頭演説で政権交代による政策転換の必要性を説いた。

 早川総支部長は、社会保障の分野における政府の失策を指摘。消えた年金の問題や、後期高齢者医療制度によって将来への不安が増していることを強調し、国民無視の政策を行い、その上で国民に痛みを押し付けようとしているとして、政府を強く批判した。そして、今政治が取り組まなければならない最優先課題は、国民生活の安全・安心の実現であるとの考えを主張した。

 また、景気対策や経済政策の行き詰まりを打破するためには、「選手の刷新」で以って解決すべきだとし、自民党から民主党への政権交代の必要性を重ねて強調した。

 菅代表代行は、麻生内閣の財政出動による景気対策の方針を、「古い自民党が行なってきたバラ撒き政策だ」と批判し、これでは国民の理解が得られないだろうと述べた。そして、首相の解散の先送りによる答弁の変節ぶりにも、「これでは一国の総理としてあまりにも無責任だ」とし、改めて早期の衆議院の解散によって国民の審判を仰ぐべきだとの見解を示した。

 さらに、早川総支部長への期待を表すと同時に、「お集まりの皆様方にも是非ご協力いただきたい」とし、民主党へのさらなる支援・支持を訴えて締めくくった。
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