ニュース
ニュース
2008/10/15
【参院予算委】矢野、福本、竹入、池田各氏呼び政治と宗教の集中審議を 石井副代表




 石井一副代表は、15日午後参院の予算委員会で質問に立ち、公明党の元委員長の矢野絢也、竹入義勝両氏、前公明党参院議員の福本潤一氏、池田大作創価学会名誉会長を呼び、政治と宗教の集中審議を行うよう求めた。

 石井副代表は、冒頭、本日15日が、わずかな年金から後期高齢者医療制度の保険料天引きがなされる日であること指摘し、40年間、国民年金を納めた人が65歳でいくら年金を支給されるのかを麻生首相に質した。最初首相は答えず、舛添厚生労働大臣が答えようとして、「それなりの額をいただく。今手元に資料がないので答えられない」と無責任極まりない答弁を行った。これを石井副代表は厳しく叱責、再度、舛添大臣が答弁に立ったものの、「7万円と7万円で14万円」と答えた。

 石井副代表は、「6万6000円だ。そこから天引きされる老後の庶民の気持ちが分かるか」と首相に問い質した。首相は、「感情論として天引きされると減ったとういう感じになる。それに配慮する必要がある」と、感情論として片付けた。

 次に、石井副代表は、解散について、月刊誌「文藝春秋」での首相の論文を取り上げ、「首相の言葉は重い。解散権をもてあそんでいる。言ったことはやるべき、やれないなら撤回すべき」と解散か、撤回かを迫った。首相は、「解散時期については書いていない。解散時期は私が決める」と逃げの答弁に終始した。

 このため、石井副代表は参院は首相への問責決議を議決し、「出入りを禁止する」と、首相の資質がないと批判した。

 また、石井副代表は、公明党はいま、解散時期、国会の会期にまで口を出している、福田前首相も公明党の影響によって職を投げ出した、との認識を示したうえで、「公明党は影の人に操られている」のではないかとして、創価学会という宗教法人が選挙を担い、その施設が選挙マシーンとして動いていると指摘した。

 もし、実態がそうであるなら、これは日本の民主主義にとって由々しき問題だとの認識を石井副代表は示し、昨年の参院選投票日の3日前、創価学会の施設内で開かれた集会で語られた「民主党は仏敵。菅直人は仏敵。仏敵は追い払わなければならない」などとする模様を一部示し、政治と宗教の集中審議を求めた。
記事を印刷する