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2008/10/23
野党3党幹事長会談 新テロ特措法改正案の徹底審議、金融危機対策案取りまとめで一致


 鳩山由紀夫幹事長は23日夕、国会内で社会民主党の重野幹事長、国民新党の亀井幹事長と会談し、今後の国会対応等について協議。会談後の会見で、「大事な政策をきちんと議論する姿を野党の方から見せることが大事ということで一致した。それぞれ国対に持ち帰って議論することになる」と表明した。

 鳩山幹事長は協議のなかで、参議院外交防衛委員会の審議において、中曽根外務大臣の答弁があまりにもひどいという指摘がなされたことに言及。「私ども野党としてはいたずらに(審議の)引き延ばしをする気はないが」と前置きしたうえで、しっかりと議論することは国民のために必要との観点に立ち、きちんとした議論を担保しなければならないとの認識のもと、現場でその思いを実現していくとした。

 また、新テロ対策特別措置法改正案に関しては「いい加減な議論で終結させてはならない」との認識に立ち、きちんとした議論を行っていく意向を強調した。

 同時に、国民の最大の関心である世界的な金融危機に対しては、政府の対策整備までにはまだまだ時間がかかりそうな状況のもと、野党として緊急経済対策と金融政策をそれぞれをパッケージとして打ち出す必要があるとの認識で一致。各党がそれぞれがまとめている案をつき合わせ、3党で協力して対策をまとめていくことを表明した。「必要なものに仕立て上げていくことが国民のみなさんの不安感を少しでも和らげるために大事ではないかと思っている。政府がやらなければ、野党のわれわれがやる。さらに、政権をとったら実現させる」と語った。
 
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