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2008/10/26
菅代行、大阪府内4カ所で街頭演説 森山・16区、辻・17区、中川・18区各総支部長と
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菅直人代表代行は26日、大阪府内4カ所を訪れ、森山浩行・大阪府第16区総支部長、辻恵・同17区総支部長、中川治・同18区総支部長らとともに街頭演説を挙行。「政権交代で『国民の生活が第一の政治』を実現しよう」と訴え、民主党のご理解とご支援を求めた。
森山・16区総支部長は堺東駅前で、自公連立政権ができて10年目、「この国にはすべてがあるが、希望が無い」と、村上龍著の『希望の国のエクソダス』を引用し、その当時と比べても希望だけではなく生活の安定や安心さえなくなっているとの見解を示し、「政権交代で国民の生活が第一の政治をつくろう!」と訴えた。
辻・17区総支部長は堺市で、脳出血を起こした妊婦が東京都内の8つの病院に受け入れを断られたあげく死亡した問題に言及、「このような医療の荒廃をはじめ国民生活のセーフティネットがどんどん崩れており、その立て直しには一刻の猶予も許されない」と危機感を表明した。また、「政権交代によって最も変わるのは税金の使い道である」と指摘、社会保障費は情け容赦なく削る一方で道路族の利権は強行採決しても守るという現在の自公政治のあり方を180度変え、「国民生活第一」の税金の使い方に改めるために「必ず政権交代を実現しよう」と力強く訴えた。
岸和田駅前の演説会で中川・18区総支部長は、「皆さんが支払っている5%の消費税の半年分と同じ、12兆5000億円が官僚の天下り団体へ、毎年毎年投入されている」と指摘。「民主党が掲げる子ども手当月額2万6000円やガソリン税の値下げ、高速道路無料化に使ってもまだオツリがある」と述べ、税金のムダ遣いを廃止することで国民のための政策実現が可能になると主張。「社会保障を充実させるために消費税を上げる必要はない。自民党にできない、官僚の利権の大掃除を民主党にさせてほしい」と集まった聴衆に呼びかけた。さらに、「泉州の山も田畑も海も、自民党政治ではよみがえらない。私たち民主党だけが泉州の農林漁業を生き返らせる」と力強く誓った。
菅代表代行は、厚生大臣時代に出席した閣議について、法案内容を何も議論しないままに短時間で会議が終わり、すぐに事務方がはんこを押せと書類を持ってくると、その様子を説明、「何も議論をしていないじゃないか」と言うと、事務方は事務次官会議で既に了承されているものなので問題ないと答えたと、会議の実態を明かした。そこから見えてくるものは、「政治家が法案を作っている」のではなく、「事務次官会議を通された法案だけが閣議にあげらる」という官僚主導の政治であるとして、その政治のあり方を厳しく非難した。
また、自民党は大量のパーティー券を官僚に販売させ、選挙協力も得ているため、官僚がつくる法案に注文をつけることができないとして、歪んだ官僚支配のあり方を明かし、「こんな国を正すためには政権交代が必要である。民主党はこの流れを断ち切る政党だ」と改めて力説した。
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