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2008/11/01
この国の政治を皆さんと一緒に作る 幹事長、若井・千葉13区総支部長と街頭演説




 鳩山由紀夫幹事長は1日午後、千葉県印西市にある西の原公園で若井やすひこ・千葉13区総支部長が主催する街頭演説会に参加し、集まった約500名の聴衆に対して、麻生首相が発表した追加経済対策のでたらめさを鋭く指摘し、国民の手に税金を取り戻しお金の使い道を国民本位に考える政治を行うことこそが真の景気対策であり、その実現のためにも若井総支部長と民主党への支援を訴えた。

 はじめに、若井総支部長がマイクを握り、麻生首相の追加経済対策に対して、道路特定財源のあり方など、国民が望むところに税金が使われていないことを指摘。また、政府は国民生活を顧みず、800兆円を超える国の借金が国民生活に重くのしかかっている現状をつき、「民主党が皆さんに変えなければいけないと言っている最大のテーマは、役所主導から国民主導となる税金の使い方に変えることである」と主張。

 さらに、「今、本当に求められているのは、しっかりした子育てや医療、年金などの社会保障をはじめ、暮らしに根付いたところに光を当て、税金を使わなければならない」と強く訴え、その実現のためにも全力で頑張り抜くことを聴衆に対して約束した。

 続いて鳩山幹事長がマイクを受け取り、休日にも拘らず集まった多くの方々に対して感謝の意を表した。 鳩山幹事長は田母神・前航空自衛隊幕僚長の更迭問題に触れ、戦争責任を否定する同幕僚長の論文に対して、「とても許されるものではない」と切り捨てた。さらに、「我々は過去の反省を踏まえアジア諸国と前向きな発展を誓い合っている。幕僚長の発言がどのような影響をもたらすか心配である」と憂慮するとともに、平和な日本を築きあげていくためにも、政府の責任に対して国会の場で深く掘り下げていく考えを表明した。

 次に鳩山幹事長は麻生首相の追加経済対策について言及し、「選挙間近だからお金を配るということが、本当に経済を立て直すために真っ先にやるべき仕事なのか」と述べ、「合法的な選挙違反、究極の選挙対策、バラマキを恥も外聞もなく行う麻生政権にはお引取りいただくしかない」と厳しく批判した。

 さらに鳩山幹事長は、3年後に消費税を上げると明言した麻生首相に対して、「増税ありきで景気対策になるはずがないし、景気対策と認めたくない」と断じた。

 その上で、鳩山幹事長は、「政府が全く解決をしようとしない年金記録問題を国家プロジェクトで解決することや戸別所得補償制度で食の安全を確保する」といった政策本位で勝負をしていくと明示した。
 
 最後に鳩山幹事長は、「全治3年」と言って景気が回復するそぶりを見せて、消費税を導入していく政治から、天下りを中心とする税金のムダ遣いを無くして、国民の皆さんのための財源を生み出し、「国民の生活が第一」の政治を皆さんと一緒につくろうと呼びかけた。そして、そのためにも若井総支部長と民主党に大きな力を与えてほしいと訴えて演説を締め括った。

 演説会には、長浜博行衆院議員、加賀谷健参院議員、平野貞夫前参院議員が駆けつけ、民主党への支持を訴えた。
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