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2008/11/03
「双方向ツールとして多く活用されるといい」小沢代表、ネット会見出演後、記者団に




 小沢一郎代表は3日、東京都文京区白山にある東洋大学で「ニコニコ動画(秋)」の生放送「1万人ネット会見」に出演し、イベント終了後に記者団の質問に答えた。

 生放送出演の感想を問われた小沢代表は、「とてもおもしろかった。双方向だし、これが本当に日本の社会でも多くの人に活用されて、いい媒体になればいいと思う」と述べ、ネットユーザーの「書き込みコメント」と政治家の「コメント」を結ぶ双方向のツールとして有効であるとの認識を示した。

 続いて、航空自衛隊の田母神・前航空幕僚長が、民間企業主催の懸賞論文に応募して「我が国が侵略国家というのは濡れ衣だ」などと執筆し、更迭された問題について、民主党は国会などでどう追及していくか記者団に問われた。

 小沢代表は国会対応については幹事長に任せているとした上で、「本質的な問題だ」と言及。同幕僚長が以前にも同じ趣旨の論文を書いていた事実があることにふれ、「そういう人をわかっていて任命したということは政府の責任は非常に大きいと思う」と指摘。突然出てきた話ではなく、以前から同幕僚長の主張を理解したうえでの任命となると話は別であるとして、「知っていて敢えて任命したということは非常に大きな責任が(政府に)あると思う」と重ねて語った。

 この問題が参議院で審議されている政府提出の補給支援特措法改正案の採決に影響が出るかとの問いには「参議院の執行部で判断してきちんと対応していくと思う」と述べた。
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